修正後の平成23年3月期通期業績予想は、売上高25億3800万円(前回発表予想33億9000万円)、営業損失2億1700万円(同営業利益2000万円)、経常損失2億1200万円(同経常利益2000万円)、当期純損失1億7000万円(同当期純利益8000万円)。
下方修正の理由について同社では、東日本大震災により、コンテンツ事業最大の取引先であるパチンコ・パチスロ業界が甚大な直接的被害を受け、遊技機メーカーが販売スケジュールや広告宣伝活動の計画見直しを実施。これにより、同社の事業活動においても、3月度に契約締結を予定していた大型版権契約の契約自体の見直しや、既存の開発中のパチンコ遊技機に伴う広告宣伝契約締結が当事業年度の成立に至らなかったことから、売上の大幅な減少が避けられない状況になったとしている。なお、コンテンツ事業の売上高は当初予想17億円から46.8減の9億300万円となる見込み。
また、アミューズメント事業においても当初売上予想11億4000万円から2.3%減の11億1400万円へと若干の減収が見込まれ、コンサルティング事業においても、「遊休不動産等活用コンサルティング事業」ついては当初予想通りの結果を残せたものの、「ECO(エコ)プロジェクト事業」では同社の現状では同業他社の販売力に及ばず、今後の発展性が見出せないことから、今期末をもって事業から撤退せざるを得ない状況で、当初売上予想5億5000万円から5.4%減の5億2000万円となる見込みとしており、利益面についても売上高減少に伴い大幅な減益になることを報告している。