2010年の社会還元金は約14億4500万円

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 2010年1年間(10年1月〜12月)に全日遊連傘下の各都府県方面遊協、各支部組合、各ホール企業から拠出された社会貢献・還元金の総額が前年比0.05%減の14億4553万2864円にのぼっていたことがわかった。拠出件数は同1.2%減の8050件。

 内訳は現金10億9864万1959円、物品3億4689万905円。現金が前年より約5000万円増額し、物品は逆に約5000万円減額した。

 2010年は宮崎で発生した口蹄疫被害への救援が目立ったほか、交通・防犯関係や振り込め詐欺への被害防止活動への支援、AED(自動体外式除細動器)寄贈が積極的に実施され、各ホール企業による個別支援が活発化するなどの特徴がみられている。各ホール企業から拠出された社会貢献・還元金は前年比7.1%増の5億1028万4040円(現金4億966万190円/物品1億62万3850円)で、拠出総額の35.3%(前年比2.3ポイント増)を占めている。

 拠出元の内訳と比率は都府県方面遊協38.2%、支部組合22.1%、ホール企業35.3%、全日本社会貢献団体機構4.4%。全日本社会貢献団体機構は全日遊連を母体に05年12月に設立。活動資金は全日遊連の支援金と、全日遊連が毎年秋に実施しているファン感謝デーの売上金(セット賞品の売上金)の一部で賄われるが、貢献機構から拠出される社会貢献・還元金は、こうした活動資金から捻出されている。

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