ダイナムの東北関東大地震緊急対策本部は3月16日、計画停電に伴う節電対策の実施を発表。2010年実績(1店舗あたりの月平均消費電力)に対して15%削減をめざす方針だ。すでに前日15日から実施に移されている。
対象店舗は東北電力及び東京電力管内の店舗。3月17日現在、同管内での営業店舗は107店舗、震災の影響による営業休止は46店舗に上るが、同社広報によると「営業再開後はただちに節電に取り組むことになる」としている。
対策は、空調、照明、広告塔(ネオン)、自動販売機等の節電が柱。とくに事務所及び食堂の空調を停止するなど計画停電実施期間中の100%削減をめざすほか、建物外部照明、ホール内間接照明、広告塔(ネオン)照明の消灯を徹底、こちらも100%削減を掲げている。自動販売機については約半数の稼動を止める方針だ。
ダイナムでは2008年から節電対策に取り組み、2010年は2008年比で8.5%削減を達成していた。計画停電期間中は10年実績からさらに15%削減をめざすことになる。ダイナムの2010年実績(1店舗あたりの月平均消費電力)は7万5447kWh。これに対して15%が削減されると6万4083 kWhという水準が達成される。