現場からの叩き上げで社長にまで抜擢された同氏。その理由として「信頼」を挙げ、「この人になら任せられるという安心感が大切。現在、自身が部下に仕事を任せる際も、安心感を重視する」と語った。
また、「企業づくりとは人づくりである」とも指摘。人と話せる、人の痛みの分かる人づくりの重要性。特に今後のマーケットでは中小チェーンの生き残りには地域へ根付くことが不可欠だとして、「そのためには人の魅力が必要だ」と訴えた。
この他、日遊協ボランティア隊の隊長として被災地に何度も入った経験から「被災地では若い人たちがたくさん頑張っている。『今の若い人は…』というのは若い人と触れ合っていない人の言葉では」とし、「ボランティア派遣は従業員教育でもある」と指摘。ファン人口が減少していると指摘される昨今については、
「そもそも業界に携わる人たちがパチンコを打たなくて誰が打つのか。若いスタッフが『お金がなくて打てない』というのであれば、そのようなパチンコにしたのは自分達自身だ。パチンコで遊ぶという文化をもう一度作り直さなければならず、そのためには自分達がパチンコを愛することが必要だ」と訴えた。
また当日は、松本大学大学院の根本賢一准教授が「老けない上司のための体作り」、(株)のぞみ総研の日野孝次朗取締役が「風営法解釈基準」をテーマに講演。(株)山水の金子努氏が先般開催された「スポーツGOMI拾い」の報告を行った。