申銀万国IAJは、ダイナムジャパンホールディングスが8月に香港証券取引所メインボードへの上場を果たした際のスポンサー(主幹事会社)。パチンコ初の上場を手掛けた申銀万国IAJのノウハウを活かし、今後、上場を目指すパーラー企業を支援していくことが狙い。
アミュゼクス社の田守社長は「香港証券取引所へのIPO(株式公開)の相談などがあれば、松田氏のお力をお借りしながら相談にのっていきたい」と説明した。
米国公認会計士でアミュゼクスコンサルティングの小泉義広氏は「上場にあたりネックになるのは費用と業務の手間。我々はホールのコンサル、松田氏はIPOのコンサル。このコンビネーションにより、手間、費用の削減が最大化できるのでは」と相乗効果を期待した。
申銀万国IAJの松田社長は「(ダイナム上場の後)2〜3社続くことが良いことだと思っている。上場の時に苦労したが比較企業がない。業種として確立するためにも複数の企業が上場されることが望ましい」と述べた。
上場にかかる費用について田守社長は「ダイナムでは約11億〜12億円の費用がかかったとされるが、何とかこの半額くらいにしたい」と説明。松田社長は「提出書類はすべて英語のため翻訳費用をいかに抑えるかがポイントとなるだろう。またダイナムの場合は27の専門家が関与した。これらを抑えられれば、費用も抑えられるのでは」と見通しを述べた。