GC・JOYCO HDはパチンコホール向けプリペイドシステムで競合関係にあった日本ゲームカードとジョイコシステムズを経営統合、2社の完全親会社として2011年4月に設立した。日本GCの筆頭株主は遊技機メーカー大手のSANKYO。一方のジョイコには、サミー、平和、大一商会、京楽産業.、三洋物産、ソフィア、オーイズミ、藤商事、ニューギンといった主要メーカーが株主に名を連ねていた(京楽産業.とニューギンは日本GCにも出資していた)。
また今年2月には既存の出資メーカーに加えて10社が参画。日工組加盟メーカーのほぼすべてがGC・JOYCO HD傘下に集結した。
石橋氏はジョイコの出資メーカー平和代表取締役社長としてGC・JOYCO HDの取締役会長を務めていたが、今年6月に平和社長を退任していた。
石橋氏へのトップ交代についてGC・JOYCO HDでは、「グループ全体を統括するホールディングス会社としての機能と責任を明確化し、経営体制の一層の強化・充実を図るため」としている。
現代表取締役の山田明氏については子会社の日本ゲームカードの代表取締役社長としての職責に専念していくと説明している。