ゲンダイエA、広告需要の減少が響き減収減益

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 ゲンダイエージェンシーは4月13日、2012年3月期(2011年4月1日〜2012年3月31日)の連結決算を発表。売上高168億1900万円(前年比12.1%減)、営業利益15億7300万円(同6.3%減)、経常利益15億8300万円(同5.9%減)と減収減益を計上。ただ連結子会社のバリュー・クエストの株式売却に伴う連結税効果の影響等により、当期純利益は同36.1%増の11億7500万円となった。

 主力の広告事業では、パチンコホール向けモバイル告知ツール「Mobavia」や「Yahoo!ロコ」のパチンコホール向けプランの専売代理店として販売を開始する等、モバイル・ウェブサービスの拡充と拡販に取り組んだが、震災及びイベント広告宣伝規制強化に伴う広告需要の減少を完全に埋め合わせるまでには至らず、売上高は前年比11.1%減の163億5200万円、セグメント利益は同19.5%減の19億3500万円となった。

 また、連結子会社のバリュー・クエストが事業主体となる中古遊技機売買仲介事業では、売買取引の大幅な減少の影響を吸収しきれず、5300万円のセグメント損失となり、営業損益のマイナスが継続していることから固定資産について1億3300万円の減損損失を特別損失に計上した。なお、同社グループは3月9日付で保有するVQ社の全株式を売却。これにより2011年12月末日をみなし売却日として連結の範囲から除外している。

 次期の見通しについては、顧客店舗数の拡大に向けた営業活動の強化やクライアントの集客に寄与する新企画、新サービスの開発を推進するとともに、ローコストオペレーションをさらに徹底させることで増収増益を目指すとしている。一方、当期中において、子会社売却に伴う連結税効果の影響により一過性の利益が計上されたことから、当期純利益は現時点で当期比減を見込んでおり、売上高175億円(当期比4.0%増)、営業利益18億円(同14.4%増)、経常利益18億円(同13.7%増)、当期純利益10億7000万円(同9.0%減)を予想している。

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