エンタテインメントビジネス総合研究所では1月18日、第47回パチンコ景気動向指数(DI)調査結果を発表した。DIは各項目の業況判断について「良い」「さほど良くない」「悪い」のいずれかで答えてもらい回答比率を出し、「良い」の回答比率から「悪い」の回答比率を引いて算出する。今回の調査期間は2011年12月8日から12月24日、有効回答数は84社。
全般的状況はマイナス48.5で2年半ぶりにプラス域を回復した前回調査(9月)から一転急落。特にパチンコの稼動がマイナス56.3と落ち込んだ。4円パチンコがマイナス66.0と依然低水準にあるのに加え、低貸玉もマイナス6.6とマイナス域に下落した。一方パチスロの稼動についてはプラス19.8と好調を維持している。
また、今回の調査では広告宣伝に関する風営法運用方針の見直しについても質問。これについては大規模事業者(11店舗以上)で55.0%が「良かった」と答えたのに対し小規模事業者(1〜3店舗)では「良かった」が30.3%にとどまるなど、事業規模による温度差が見られた。「良かった」と答えた理由としては「過剰なイベントの抑制につながった」が最も多く、一方「悪かった」と答えた理由としては「集客方法が難しくなった」が最多だった。