連結業績は売上高991億8200万円(前期比32.5%増)、営業利益358億9700万円(同36.2%増)、経常利益448億7300万円(同34.5%増)と増収増益を計上する一方、海外事業損失引当金繰入額22億2200万円など特別損失25億8700万円を計上したことにより、当期純利益は274億4900万円(同12.5%減)にとどまった。
パチンコ・パチスロ事業では、『バジリスク〜甲賀忍法帖〜II』、『SLOT牙狼』、『ミリオンゴッド−神々の系譜−ZEUS ver.』、『クランキーコレクション』など、前期を大幅に上回る約23万6000台のパチスロ機を販売。この結果、同事業での売上高は962億300万円(前期比33.3%増)、営業利益は457億500万円(同41.3%増)となっている。
また、持分法による投資利益として56億3600万円の営業外収益を計上しているが、同社の持分法適用関連会社であるウィン・リゾーツ社は、当連結会計年度末をもって持分法適用対象から除外するとしている。
次期の連結業績見通しは、売上高1028億円(対前期比3.6%増)、営業利益310億円(同13.6%減)、経常利益307億円(同31.6%減)、当期純利益178億円(同35.2%減)を予想。高収益体制の保持と競争力の拡充に向け、システムと開発環境の大幅な高度化を行うとしており、これにより上期は収益的には若干停滞するものの、下期は大幅に改善され、平成27年3月期には現在の150%の高収益体制を目指すとしている。
なお、次期販売タイトルは上期2タイトル、下期は大型タイトルを含む5タイトルを予定。通期でパチスロ機25万台の市場導入を見込んでいる。