16年採用をどうするか!? 人事担当者らが討論

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 日本遊技関連事業協会は2月14日、第10回人材育成フォーラムを開催した。

 今回は企業の採用活動の開始時期が繰り下げになる「2016年採用」がテーマ。(株)マイナビ・HRリサーチセンターの栗田卓也センター長による講演のほか、参加者によるグループディスカッションが行われた。フォーラムには新卒採用に意欲的なパーラー企業の人事担当者など13社16名が参加した。

 栗田氏はまず現在進行している15年採用の動きについて、「学生のエントリー数は平均1人46.8社で、エントリー社数は増えている。業界ではメーカー系、インフラ系が人気。経営環境がよくなっていることと、ブラック企業が話題となる中で安定した企業への人気がある」などと説明した。

 アミューズメント業界全体へのエントリー数の伸びは微増で、パチンコ業界単体でみると前年よりも苦戦しているという。また、エントリーはしたものの実際にセミナーや会社説明会に訪れる学生の割合が低いことが課題となっており、栗田氏はスマートフォンを活用した誘導のポイントなどを解説した。

 15年採用よりも採用活動の開始時期が繰り下げとなる16年採用については、企業側からみた課題と学生側からみた課題について分析。企業側ではインターンシップ期間の調整や会社説明会のピークが重なることなどを指摘。学生の立場では、採用期間が短くなることで10月の内定式にもれた場合の再活動の意欲低下などを指摘した。

 16年採用に向けた対策としては、学内セミナーの活用や特定校の訪問、内定者フォロー等を強調したほか、インターンシップの活用などを推奨した。

 講演後は、4名4グループによるグループディスカッションを実施し、採用担当者同士で課題や悩みなどを話し合う場とした。

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