藤商事第3四半期、減収減益で通期予想も下方修正

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 藤商事は1月30日、平成26年3月期第3四半期決算短信(非連結)を発表した。

 第3四半期(平成25年4月1日〜平成25年12月31日)の業績は、売上高350億2100万円(前年同期比16.4%減)、営業利益52億2100万円(同30.7%減)、経常利益52億8100万円(同30.5%減)、四半期純利益34億2000万円(同8.2%減)。

 パチンコ遊技機では、新規タイトルとして「CR新アレジン」(平成25年10月発売)、「CR PROJECT ARMS」シリーズ(平成25年11月発売)、「CRゲゲゲの鬼太郎 墓場からの招待状」シリーズ(平成25年12月発売)を市場投入したほか、手軽に安く遊べるタイプなどを追加発売し、販売台数は10万6000台(前年同期比16.3%減)、売上高は337億7200万円(同18.5%減)となっている。

 一方、パチスロ遊技機の販売台数は3000台(前年同期比171.1%増)、売上高12億4800万円(184.1%増)。なお、第3四半期に新機種の発売はなかった。

 また、同社ではあわせて平成25年9月10日に公表した平成26年3月期通期業績予想の下方修正も発表。通期のパチンコ遊技機の販売台数が計画台数15万台に対し13万台、パチスロ遊技機の販売台数が計画台数10万台に対し5000台の見込みとなり、売上高を500億円から405億円、利益面でも販売台数の減少に伴う売上高の修正や作り込み強化による研究開発費の増加などの影響により、営業利益を70億円から30億円、経常利益70億円から30億円、当期純利益を40億円から20億円に修正している。

 この要因として、同社では、9月発売の「CR KING of KEIBA」シリーズ、11月発売の「CR PROJECT ARMS」シリーズが市場からの十分な評価を得るまでにはいたらず、販売台数が低調に推移したことや第4四半期も引き続き厳しい商戦が予想されることに加え、市場ニーズに対応する商品性を実現するために、さらなる作り込みが必要と判断し、パチンコ遊技機、パチスロ遊技機それぞれ1機種の販売時期を変更したことなどを挙げている。

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