上手な関わり方が部下の能力を引き出す

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今年2回目の開催となった指導スキルアップセミナー。

 教育研修事業などを行うデライト・コミュニケーションズ(安藤博文代表取締役)は3月22日、都内で「指導スキルアップセミナー」を実施した。

 部下のやる気や能力を引き出す褒め方や叱り方のスキルを学ぶ少人数制セミナー。今回はパチンコホールで働く勤続10年以上のチーフやマネジャーなどの役職者5名が受講した。講師は接遇マナー研修などを行う桑野麻衣氏が務めた。

 セミナーではまず、部下が成長する上司像、関わり方について受講者同士で意見を交換。講師の桑野氏は、「こんな部下が良い、と理想のスタッフのことはよく意識するが、大事なのは上司がそうしたスタッフを育てる関わり方をしているかどうかだ」と述べ、上司の関わり方や雰囲気が部下育成にとって重要であると強調した。

 また桑野氏は部下のタイプを、(1)感情・人間関係重視タイプ、(2)事実・結果重視タイプ、(3)直感・天才肌タイプ、の3タイプに分類し、各タイプの効果的な褒め方、叱り方などをレクチャー。タイプをきちんと見分けるためにも部下の日々の業務をしっかりと観察することが大事だと助言した。

 一方、叱る行為については部下に嫌われたくないとの想いから避ける役職者がいると指摘。「褒めること、叱ることは相手にとって最高のギフトであり、一生の記憶に残ることもある」とし、相手のためにも愛情を持って叱るべき時はきちんと叱ることを勧めた。

 セミナー後には受講者から、「当店のスタッフはきれいに3タイプに分かれる。それぞれにあった褒め方、叱り方を意識したい」、「これから叱る際は自分の感情や独りよがりにならないよう心掛けたい」といった感想が聞かれた。

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