山口県遊協、金理事長が再任

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社会貢献の一環として今年も県下5団体に寄付金を贈呈した。

 山口県遊技業協同組合(金栄作理事長)は6月16日、山口市内のホテルで平成29年度通常総会を開催し、上程した議案をすべて可決承認した。任期満了に伴う役員改選では金理事長が再任した。

 金理事長は総会挨拶の冒頭、5月11日に県内で発生したホール駐車場での乳児死亡事故に触れ、「あってはならない事案が発生した。このような事が起きてしまうと今まで積み上げていた努力や信用が一瞬にして無に帰してしまう。ホール関係者全員が危機意識を持ち、未然防止対策を確実に行うことが何より大切」と訴えた。

 また、業界を取り巻く情勢については、「山積する課題は今に限ったことではなく、過去にも繰り返され、その都度、英知を結集し、団結することで乗り切ってきた」と述べ、「確固たる意思をもって困難を乗り越えなくてはならない。決して後ろ向きではいられない。誇りを持って、一歩前の姿勢でことに当たってほしい」と奮起を促した。

 行政講話では、山口県警察本部生活安全企画課の河口雅之課長が、「手軽で安心して遊べる地域に密着した娯楽産業として県民に広く受け入れられるためにも各種問題に業界が一致団結して誠実に対処してもらいたい」と要請。また、県風営法施行条例の改正に伴い営業時間が規定され、6月1日から施行されたことを報告。営業時間の遵守をはじめ、適切な広告宣伝や不正改造の防止など、健全な営業を強く求めた。

 懇親会では、恒例となった県下5団体(山口県防犯連合会、山口県暴力追放運動推進センター、山口きらめき財団、山口県社会福祉協議会、山口県更生保護協会)への寄付金贈呈(総額160万円)を行った。

 来賓挨拶では、県警本部生活安全部の村岡高文部長が県内の犯罪情勢に触れ、刑法犯の認知件数は減少傾向にあるものの、うそ電話詐欺や児童を狙った事件が散見されるとし、犯罪防止対策への協力を要望した。

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