SDGsが社内活性化の一環に
ニューギングループでは2024年8月にSDGs宣言を公表。「ECO事業」など4つの柱を中心に取り組む。SDGsを通じて、他社との交流や社内の活性化にもつながっている。
ニューギングループが取り組むSDGsは、「ECO事業」「働きやすさと働きがい」「製造メーカーの責任」「地域・社会貢献」の4項目が柱だ。(カコミ参照)
グループのSDGsを担当するニューギンホールディングスDX・社内活性推進室の神光太郎課長は、「2023年5月にDX・社内活性推進室が新設され、新井社長と議論する中で、『環境に影響を与える活動をしている企業としてSDGsに取組みたい』とご用命を頂き、その考えに共鳴しスタートしました。弊社では業界に先駆けてECOパチを推進してきた実績があり、全社的にSDGsに取り組むことは社内の活性化にも繋がると考えました」と振り返る。
宣言に向けては、SDGsが学べるワークショップを実施。各部署の代表者が集うブランディングメンバーを中心に体験してもらい、SDGsの理解を深めつつ、1年くらい掛けて皆で協議・検討し、宣言を策定した。
宣言後はSDGs繋がりでホール企業から地域清掃の参加に誘われるなど、他社との交流が芽生えつつあるという。社内でもワークショップの参加を通じて、部署を越えた関係の構築や連携が図れていることに手応えを感じている。
今後は2025年末までにワークショップ受講率50%を達成し、社内での更なる意識改革と自発的な行動促進につなげたいという。
また、グループ会社のニューギン・アドバンスでは太陽光発電システムなどSDGsへ貢献できる製品群の取り扱いを拡充させ、SDGsをビジネス機会へとつなげていく予定だ。
「SDGsが直接、遊技機の販売に影響することは少ないかもしれませんが、中長期的には採用や社会的信頼の向上、他社とのコラボレーションの基盤づくりになると考えています。また、SDGsへの参加によって社内のコミュニケーションが活発になり、それがよい製品づくりにつながることが理想です」と、SDGsによる波及効果にも期待を寄せている。