AIがワンクリックで行動を提示。現場と本部の板挟みを解消し、ホールの組織力を底上げする。
パンデミックは「設備だけでも、人だけでも戦えない」という現実を突きつけた。数字のプロからホール経営へ転じた大原泰裕氏は、客足急減で“数字が溶ける”体験を経て、会計×HR(ヒューマンリソース)を同時に扱う二刀流モデルを構想。外堀=管理会計・KPI(重要業績評価指標)で目標を固め、内堀=AIアクションリストが現場の行動をワンクリックで提示する──これが大原氏の掲げるマネジメント再生の骨子だ。

スカイストーン株式会社
大原泰裕代表取締役
──公認会計士から、ホール経営に転じたそうですが、転機となったのは?
先のコロナ禍です。ホール経営において、数字を追ううちは勝てても、危機が来ると人が離れ、数字も壊れることを経験しました。そこで「数字を守るには、人を守る仕組みが要る」と腹を括りました。
──その仕組みとは、どういった内容なのでしょうか?
管理会計・KPIで目標設定を簡素化し、従業員のケア→育成→評価を〈見える化〉→〈自動化〉します。数字と人を一本のレールに乗せ、現場と本部が同じダッシュボードを見て動ける設計です。
『みんなのマネージャ』導入効果

※従業員59名規模の接客サービス業系企業で実施(月・スタッフ1名あたり)
──具体的にどのようなことができるのですか?
AIが、離職リスクの高いスタッフや育成が遅れるチームを検知し、優先度付きタスクをワンクリックで提示します。店長は「誰に、いつ、何をすべきか」に迷いません。現場からは「タスク整理が“秒”で終わり、1on1の対話が戻った」と好評です。
板挟みからの解放と成長サイクルに道筋
──どのような成果が見込めるのでしょうか?
導入店舗では離職と本部工数がともに大幅に減少しました。現場は「見守られている安心感」、本部は「データで対話できる実感」を得て、店長は現場と本部の板挟み状態から解放されました。改善サイクルが回り始めると、サービス向上と利益率の両方が加速します。
──最後にホール関係者にメッセージをお願いします。
人が辞める前に数字は壊れます。数字でわかり、人が動く仕組みを現場に取り入れたい方は、ぜひサービス説明資料(無料)をダウンロードしてみてください。その後、30分オンライン相談→1ヵ月無償提供の三段ステップで導入まで伴走します。“次の一歩”を体験してほしいと思います。