㈱未来のコトが開発する『スマートマネジメント』は、電気の見える化や換気制御などにより、ホールの節電に貢献するシステム。同社は今年の万博への出展も決定。次世代の省エネシステムも注目されている。
データを分析し電力をコントロール
ホールの電気代を大きく左右する空調(エアコン)。設定温度の管理などを実施するホールも多いが、より効果的に無駄なく節電できるシステムとしてオススメなのが『スマートマネジメント』だ。
主な特長は、①電気の見える化、②湿温度計測・気象データ連携、③エアコン室外機のインバーター制御、④換気制御、の4点。各種データを一元管理して分析し、空調機器の運転をコントロールすることで節電に貢献する仕組みだ。
電気の見える化では、空調、照明、島設備などの系統ごとの電気使用量を、24時間、月間、年間ごとに確認することができる。いつ、どこで、どれだけ電気が使用されているかが把握できるため、節電施策の効果なども検証しやすい。
湿温度の計測では、島(ゾーン)ごとの温度・湿度を自動計測し、空調機器を個別制御することでフロア内の温度ムラを解消できる。温度計を計測していたスタッフの労力が省ける点も導入店に好評だ。
天気予報APIと連携し、外気温と室内温度の温度差を活用した節電も可能。換気制御により、夏場の早朝の涼しい外気を屋内に取り入れ室温を1℃下げておくだけで、エアコンの立ち上げにかかる電力を10%程度削減できる。
万博で披露する新しい電気の使い方
そのスマートマネジメントを展開する㈱未来のコトが、2025年大阪・関西万博に電気の様々な問題をAI制御で解決する『スマートグリッドマネジメント』を出展する。
電気料金を市場連動型で契約した場合、これまでは夜間に電気を使用する際は電気代が高い電力を調達するより他に方法はなかった。しかし、太陽光発電と蓄電池の連携が可能な『スマートグリッドマネジメント』を導入すれば、AIが「太陽光発電」「蓄電池」「買電」のどの電力をいつ使用すれば効率がよいか判断し、かしこく電力を調達することができる。これにより電気代が高い時間帯の電力を調達する必要がなくなり電気代を削減することができる。
未来に向けて賢い電力の使い方を提案するシステムとして注目されている。
株式会社 未来のコト
TEL:072-973-7055