マルハン北日本カンパニーは4月2日、都内港区の明治記念館で「2025年度入社式・懇親会」を開催。会場には今年4月に本格始動を迎えた硬式野球部「MARUHAN GIVERS」一期生の姿があった。
硬式野球部として入社したのは、セレクションを突破した23名。監督は元ヤクルトスワローズのエース右腕・館山昌平氏。既に館山監督のもと、2月からキャンプを行っており、練習や練習試合を重ねている。
入社後は宮城県仙台市を拠点に活動し、野球と社業(ホール業務)を両立していく。主な1日のスケジュールは、「午前中練習」→「午後社業(ホール勤務)」→「終業後自主練」。勤務先のホールは《マルハン名取店》《マルハン仙台苦竹店》《SLOTマルハン仙台一番町店》《マルハン仙台駅東店》の4店舗となる予定だ。
野球も社業もトップレベルを目指す
これから野球とホール業務の二刀流に挑んでいく部員たち。GIVERSの安保勇咲キャプテンに心境と今後の目標を聞いた(一問一答)。
Q.野球歴を教えてください。
A.小学校から野球を始めて今に至ります。出身は秋田県で、高校は由利高校、大学は亜細亜大学に通い野球を続けてきました。
Q.目標にしている選手はいますか?
A.自分のポジションはショートなのですが、元ロッテの小坂誠選手です。東北出身で、自分と同じく小柄なのに守備範囲がとても広い。まだまだ足元にも及ばないですが、目標にしたい選手です。
Q.「GIVERS」を選んだ理由は?
A.自分自身、硬式野球を続けたい想いがありました。そんな中、東北・仙台を拠点とする「GIVERS」がセレクションを行うということで、これを最後のチャンスと位置づけチャレンジしました。ありがたいことに館山監督から是非来て欲しいと連絡をいただき、すぐに回答させていただきました。
Q.館山監督の印象は?
A.何事も自分たちで考えさせてくれます。ケガをしても無理をするなと言ってくれたり、野球を長く続けられるよう、選手ファーストの考えで指導してくれる監督です。
Q.今後、野球と社業を両立させていくことになります。心境は?
A.ホールでの勤務はまだ研修の序盤も序盤で、分からないことだらけです。野球と社業の両立は難しいと思いますが、入社したからには社業も野球、どちらもトップレベルでいられるように頑張りたいと思います。
Q.野球部としての目標を教えてください。
A.まずは社会人野球の2大大会である、都市対抗野球、全日本選手権の出場を目指します。そこからベスト4、最終的には2大大会で優勝するのが1番の目標です。
マルハン初の実業団スポーツチームとして産声をあげた「MARUHAN GIVERS」。今後の活躍に期待がかかる。
■「MARUHAN GIVERS」とは
マルハン北日本カンパニーの硬式野球部で、マルハン初の実業団スポーツチーム。チーム名・GIVERSには「受け取る以上に与える」という想いが込められており、経営理念である“人生にヨロコビを”を体現しながら、野球を通じて地域や社会に貢献することを目指す。