パチンコビレッジは12月16日、都内台東区のターミナルホテルで今年の遊技機の新台販売に関するデータをまとめた「パチンコ・パチスロ販売実績2024」の記者発表会を開いた。
それによれば、2024年の遊技機総販売台数(新台)は、パチンコが78.5万台(前年比81%)、パチスロが72.1万台(同96%)で、パチンコ、パチスロともに減少した。パチンコの減少は3年連続、一方のパチスロは3年連続で増加傾向だったが、適合率の低迷をからか、今年は僅かながら減少に転じた。
機種別の販売台数では、パチンコのトップが『e北斗の拳10』(銀座)で3.55万台。パチスロは『押忍!番長4』(大都技研)で3万台となった。主なパチンコ、パチスロのランキングは以下の通り。
◆パチンコ
・e北斗の拳10(3.55万台)
・Pフィーバー機動戦士ガンダムユニコーン 再来-白き一角獣と黒き獅子-(2.5万台)
・eフィーバーからくりサーカス2 魔王ver.(2.4万台)
・e花の慶次~傾奇一転(2.25万台)
・P牙狼11~冴島大河~XX(2万台)
・Pゴジラ対エヴァンゲリオン セカンドインパクトG(2万台)
・Pとある科学の超電磁砲2(2万台)
・P大海物語5スペシャル(2万台)
・PAスーパー海物語IN地中海2(2万台)
・Pフィーバーマクロスフロンティア5(1.95万台)
◆パチスロ
・押忍!番長4(3万台)
・Re:ゼロから始める異世界生活 season2(2.8万台)
・スマスロ ゴッドイーター リザレクション(2.4万台)
・Lパチスロ戦姫絶唱シンフォギア 正義の歌(2.15万台)
・Lパチスロ かぐや様は告らせたい(2.05万台)
・Lダンベル何キロ持てる?(2.05万台)
・スマスロモンキーターンV(2.05万台)※増産
・L聖闘士星矢 海皇覚醒 CUSTOM EDITION(1.95万台)
・スマスロ モンスターハンターライズ(1.85万台)
・パチスロ からくりサーカス(1.8万台)※増産
パチンコ新台市場のうち、スマパチの販売台数は、20機種約17万5,000台と割合にして前年から10ポイント増えた約22%となったが、依然としてP機が大半を占めた。一方、スマスロの販売台数は、前年よりも比率を伸ばし、64機種約61万5,000台と、前年比26ポイント増の約85%に達している。
2025年の展望について同社の村岡裕之社長は、「昨年はパチンコ、パチスロの新台販売台数が逆転すると話していたが、パチスロ適合率低迷の影響を受け、今回は辛うじてパチンコが上回った。しかし、2025年はパチスロの人気シリーズ最新タイトルのリリースが確実視されているので、パチンコ、パチスロの逆転はある」と解説した。
※各数値は同社の独自調査によるもの。