全商協が「子どもの虐待死を悼み命を讃える市民集会」に参加

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鎮魂の行進に参加した全商協、東遊商の組合員ら。

全商協は11月17日、NPO法人児童虐待防止全国ネットワークが主催する「第22回子どもの虐待死を悼み命を讃える市民集会」に参加。会場の銀座ブロッサム(東京都中央区)には、中村昌勇会長はじめ東遊商の社会貢献委員会の委員を中心に約60名が集まり、講演や鎮魂の行進を行った。

第一部では2023年中に虐待などで亡くなった30の事例と34名の子どもの名前が、死に至った状況と共に読み上げられ、参加者全員で子どもの冥福を祈り黙祷を捧げた。

第二部では蓮田健氏が「赤ちゃんポスト、内密出産を通じて見えてきた不都合な真実」と題し講演。赤ちゃんポストの現状について、様々な事例や動画を交えながら、母親が抱える背景、現在の課題、赤ちゃんポストの今後の広がりについて学んだ。

最後に、同ネットワークの黒田邦夫理事は「今年の夏に感心したニュースがある。パチンコを仕事にされている方々の駐車場巡回による取り組みにより、2017年以降は死亡事故がないことが報道された。毎日、何度も巡回を繰り返した、地道な取組みが死亡事故を無くすことにつながっている。今後も地域や職場で、それぞれができることを一生懸命に取り組んで、子どもの虐待死を無くすための行動をしていきたい」と業界の取組みを高く評価した。

講演終了後は、銀座ブロッサムから日比谷公園まで「鎮魂の行進」が行われ、児童虐待のない社会となるよう訴えた。

今回の市民集会開催に際し、全商協傘下の各地区遊商ではオレンジリボンマークの入ったクリアファイルやボールペン等の支援グッズを、合計118万6,260万円分購入。各地域での社会貢献活動等の際に配布し、オレンジリボン運動を広く広報するなどの支援も行っている。

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