【レポート】「米(マイ)ジャグラープロジェクト」に収穫の秋が到来!
~いわきFC、地元の子ども、ジャグラーファンが稲刈りを体験~

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収穫の秋を迎えた「米ジャグラープロジェクト」。後列右から2人目が北電子・小河光弘取締役(10月12日の模様)。

北電子が2018年より継続実施している体験型稲作プロジェクト「米(マイ)ジャグラープロジェクト(第7期)」が今年も収穫期を迎え、各地で稲の収穫が行われた。ここでは、福島県いわき市(10月12日、26日)、宮城県東松島市(11月8日)での収穫の模様をお届けする。

初めてのコンバインに大人も子どもも笑顔満天

暖かな日差しが降り注いだ10月12日、福島県いわき市にあるファーム白石では5月に植えた酒米「夢の香(ゆめのかおり)」と、食米「コシヒカリ」の収穫が行われた。

当日は北電子の小河光弘取締役が参加したほか、田植えも体験したいわき市内で子どもたちに対するサポートを行う「はまどおりサポートちるどれん」の田子恵子代表といわき市内の子どもたち18名、地元プロサッカークラブで北電子とトップパートナー契約を締結しているJ2「いわきFC」から大倉智代表取締役、田村雄三監督も参加した。

収穫では子どもたちは安全面に配慮し、同ファームの白石長利代表が運転するコンバインに乗車し収穫を体験。次々と稲が刈られていく様子に、笑顔が弾けた。また、大倉代表と田村監督もコンバインを体験していた。

 

小河取締役は「今春、一緒に田植えを行ったいわきFC様、地元のお子様たちと一緒に稲刈りができたことは本当に良かった。今回改めて、地元の皆様と一体となって活動ができたこと、いわきFC様を通して私たちの活動を多くの方々に知っていただく機会を得られたことに感謝している。今後も私たちにできることを続けていきたい」とコメントした。

いわきFCの大倉代表は「北電子さんと毎年、地域に還元するためにこうした取組みをさせていただいている。これからも続けていきたい。55年生きてきて初めてコンバインに乗ったが、非常に楽しかった。少し前に米不足が騒がれたが、社会問題を身近に感じ、考えるきっかけにもなった」、田村監督は「子どもたちもいい経験になったのではないか。農家の方が愛情込めてつくったお米を、皆さんにいっぱい食べていただきたい」と感想を述べた。

田子代表は「春の田植え体験の後に、いわきFCのファンクラブに入った子たちもいて、今日の収穫も何日も前から楽しみにしていた。こうした機会をいただけて本当にありがとうございます」と感謝を述べた。

ジャグラーファンも収穫体験、米のありがたさ噛みしめる

ジャグラーファン30名が収穫を体験した。

10月26日、同じくファーム白石で米の収穫体験が行われた。この日は東京からジャグラーファン30名をバスで招待。ゲストには、ジャグラーアーティストを公言するインフルエンサー「虹キラ隊長」を迎えた。

ファーム白石代表の白石さんからレクチャーを受けた後、早速稲刈りを体験。ファンたちは次々に稲を掴み、根本に鎌を入れサクッと刈り取っていく。愛知から参加したという女性は「5月の田植えも参加させてもらいました。自分たちが植えた苗を刈り取るのはすごくいい経験になり、楽しかったです」と笑顔を見せた。また、別の男性は「子どもの時も田植え、稲刈りを体験したことがありますが、大人になってからやってみると、農家さんの苦労や米のありがたさを感じることができました」としみじみ語っていた。

 

ファンと触れ合いながら収穫を楽しんでいた虹キラ隊長は「稲刈り初めてでしたが、稲を刈った時の気持ち良さは、ジャグラーでペカった時と同じくらい気持ち良かった。自分の大好きな『ジャグラー』をつくっている北電子さんが、このような素晴らしい社会貢献活動をやっていて、そこに参加させてもらえることは非常にありがたいこと。これからも積極的に参加させてもらえれば」と感想を述べた。

最後に稲刈りに参加した北電子・小林優副社長は「春の田植えもそうですが、今回の稲刈りについても、多数の応募をいただいたと聞いております。地元の皆さまだけでなく、この地域以外の方々にお越しいただく機会をつくることも大事だと思いました。大人も子どもも良い経験になったと思いますし、今後もできることを模索・継続していきたいので、お時間が合えばまた参加してもらえると嬉しいです」と感謝の言葉を述べた。

小林優副社長(写真中央)もファンに交じり稲刈りを行った。

日本唯一の品種「かぐや姫」が収穫迎える

宮城県東松島市で農業を営む木村さんの畑では、「かぐや姫」の収穫が行われた。

厳しい冷え込みとなった11月8日、宮城県東松島市では極晩成品種「かぐや姫」の収穫が行われた。同地で農業を営む木村さんしか作っていない日本で唯一の品種で、今年も無事に収穫を迎え、またひとつ伝統を受け継いだ。

今年は例年以上に厳しい暑さが続いたことから、稲穂の周りには雑草が生い茂り、稲も倒れてしまうなどコンディションは良くなかったが、木村さんはコンバインに乗り込み、1列1列丁寧に収穫して回った。

コンバインで丁寧に稲を刈っていく木村さん。

今年の出来を聞くと「ひとまず今年も無事に収穫できて良かったです。手応え的には、昨年より収穫高は少ないですが、お米の品質は良いものができたと思います。日本で唯一の『かぐや姫』の食感、味わいを多くの方々に楽しんでもらえればと思います」と頬を緩めた。

復興支援はもとより、関わる人々との絆をも深める、社会貢献の枠組みを超えた唯一無二の「米(マイ)ジャグラープロジェクト」。来年の展開も非常に楽しみだ。

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