九州地区の遊技機販売会社大手・新明企画(福岡市博多区、山本龍彦社長)と、設備機器メーカーのティーモン(東京都台東区、柳漢呉社長)の両社は7月29日、福岡市博多区のANAクラウンプラザホテル福岡で「スマートビジョンネットワーク」の販売代行店向け説明会を開催した。
会の冒頭、主催者を代表して挨拶した総販売元の新明企画・山本龍彦社長は、「着想から2年以上の歳月を費やし、様々な課題をクリアして本日正式に発表することができた。ご協力頂いた関係各社はもとより、とくに試験導入にご協力頂いたホール様に深く感謝したい」と挨拶した。
続いて、企画・開発を手掛けたティーモン・柳漢呉社長は、「スマートビジョンネットワークのコンセプトは『ホール様の集客に役立つ設備』であること。これに基づく製品を今後も展開していきたい」と述べた。
「スマートビジョンネットワーク」とは、大当たりをはじめとする遊技機の状態変化に連動し、ホール内(島内)を演出する機器・システムの総称。
そのシリーズ第一弾となるのが『スマイス』だ。
『スマイス』は、既設のイス背面部にカバー式で簡単に取り付けることができ、大当たり時には背面部全体のLEDが連動して光ると同時に、他の『スマイス』もシンクロして光り、島全体の雰囲気を一瞬で変貌。イルミネーションによって華やかな賑わい感を演出する。
これまで呼出ランプなどで同様の機能があったが、イス背面部では業界初となり、特に、メダル・玉がないスマスロ・スマパチコーナーでは大きな効果を発揮する。イルミネーションのパターンも多彩で、通常状態用12パターン、大当たり時用3パターン、大当たり連動用7パターン、新台用9パターンが用意されている。
さらに、大当たり時、背もたれ部分に搭載されている『スマぶる』によって背面・座面全体が振動するのも業界初となる注目の機能(ON/OFFスイッチ付き)。臨場感・没入感が増強され、まるで映画館の「4DX」のような、プレイヤーにかつてない遊技体験を提供する。
『スマイス』はすでに全国12店舗に導入されており、1店舗あたりの導入台数は40台~約200台。スマート遊技機コーナーを中心に設置され、関係者によると『スマイス』導入によって稼働がアップした事例も多数出てきているという。
なおシリーズ第2弾として、大当たり時に「ピカッ」と点灯してプレイヤーの手元を上部から照らす『スマピカ』も同時発表した。今後もシリーズ製品を続々とリリースしていく方針という。
※詳細は月刊GREENBELT10月号(9/20発行)掲載予定
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