パチスロ業績向上するも、高射幸性化に懸念/メイドインサービス

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メイドインサービスは7月12日、オンラインで第26回パチスロ定例セミナー「市場動向&最新機種解説」を開催した。

セミナーは店舗診断サービス『SIRIUS』の会員ホール企業を対象に、同社が保有する営業データを基に市場全体や新台、注目機種の分析、運用のアドバイスを行った。講師は同社事業戦略部セールスプロモーショングループの池上周平主任が務めた。

6月のパチスロ市場は、スマスロ43,800台が新たに導入され、6月末時点のスマスロの設置シェアは約44.3%(前月末は約41.7%)となった。

業績(6月)は、平均稼働が11,142枚(前月比プラス761枚)、平均売上31,924円(同プラス3,363円)、平均粗利4,136円(同プラス215円)、平均粗利率13.0%(同マイナス0.7%)。池上氏は「6月は『L ToLOVEる』『L聖闘士星矢』が市場をけん引したが、7月は新台導入で『Lシンフォギア』『L北斗無双』『Lゴッドイーター』が各10,000台以上の規模で導入される。6月をけん引した2機種も含め、高コイン単価帯であるためユーザーへの圧迫が強まっている点が懸念される」と解説した。

高コイン単価機種への偏重は同社の統計データにも表れており、6月の時点での構成比率(設置比率)は22.5%と前月比3.35%増。さらに稼働シェアは24.24%(前月比5.84%増)、粗利シェアに至っては37.04%(同9.57%増)まで上昇。7月以降は、この数値がさらに高まる様相だ。

7月導入開始の新台分析では、最も稼働が良かった機種として『Lシンフォギア』を挙げた。池上主任は、初動の稼働が23,400枚と好調に推移していることを伝えた上で、3,000枚突破率が19.2%、5,000枚突破率が10.1%と、スマスロの中でもトップクラスの差枚性能を示していると分析した。

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