兵庫県遊技業協同組合は6月14日、神戸市中央区のANAクラウンプラザホテル神戸で第56回通常総会を開催した。任期満了に伴う役員改選では平山龍一理事長が三選を果たした。
冒頭のあいさつで平山理事長は、今後のパチンコ業界が目指すこととして、業界のイメージアップを挙げ、「ファンの拡大には、安心して遊んでいただけるかにかかっている。そのためにはイメージアップが重要であることに変わりはない。カジノが解禁されるとギャンブル依存症問題が再燃することが予想される。今後、国民から誤ったバッシングを受けず、しっかり説明できることがイメージアップにつながる」と訴えた。
来賓の兵庫県警察本部の岡本圭司生活安全部長は、特殊詐欺被害が2年連続で増加していることを受け、同組合が事前警告付き録音装置を2,200台寄贈したことに言及し、「特殊詐欺の7割は固定電話にアプローチしてくる。国際電話を拒否するなどの機能により、詐欺被害を減少することにもつながっている」と評価した。
任期満了に伴う役員改選では平山理事長が再選し、3期目に入った。就任のあいさつで今年1月1日に発生した能登半島地震に触れ「われわれは阪神淡路大震災を経験している。今後起きるであろう南海トラフ地震に向け、震災が起きた際はホールの駐車場を被災者の避難場所として開放することに協力していただきたい」と呼び掛けた。
なお、社会貢献活動表彰では、車内放置の幼児を発見・保護して未然に事故を防止したとして、マルハン西脇店の飯田航さん、マルハン明石大久保店の門脇萌恵さん、ロトプレイヤー垂水店の西野桂澄さんの3名が表彰された。