全国屈指の激戦区・大阪府堺市に位置する《グランキコーナ堺店》が、ホール向け広告ツール『A-TE-RU』を導入。懸案だった人手不足が軽減され、以前は手が回らなかった業務に注力する事も可能になったという。
ホール企業における共通の問題として、まず人手不足が挙げられる。少子高齢化に加え、労働環境が良くないというイメージが払拭できず、どこのホールもアルバイトの確保が難しい状況だ。
キコーナの最上級ブランド“GRAN”を冠し、大阪最大級の規模を誇る《グランキコーナ堺店》(1817台)。日々、多くの来店客が訪れるが、その裏では人手不足が深刻な問題となっていた。特に新台入替時の遊技機の入替作業が大変で、アルバイト不足のため、正社員がその不足分を補うことで本来の業務に支障をきたしていた。
この問題に対応するため、同店が導入したのがホール向けの広告ツールとして注目を高める『A-TE-RU』だ。同製品は、お店の特徴や出玉情報、設置機種の詳細情報を伝えるためのランディングページ(LP)と、LPに誘導するためのQRコード(またはNFCチップ搭載シール)で構成し、来店客はスマホでQRコードを読み込む(NFCチップ搭載シールの場合は、スマホをかざす)ことで、様々な情報を得ることができる。LP内には機種情報以外にも、新台入替などの店舗の最新情報の配信や、店舗のSNSアカウントなど外部サイトへの誘導リンクを貼ることが可能だ。
入替時の激務解消 本来の業務に注力
同店の森雅史店長は「紙ベースの台間POPを各台に備え付けていますが、新台入替のたびに発生する遊技説明書の作成やPOPの差し替えは、とても大変な作業です。『A-TE-RU』によるデジタル化で、その作業を軽減しようと考えました」と導入の狙いを語る。
実は森店長は以前勤務していた《キコーナ尼崎本店》でも『A-TE-RU』を運用していた。同店は多層階のため、遊技機の入替に伴う各種の作業が特に大変だったが、『A-TE-RU』導入後はその負担が大幅に軽減された。こうした経験から、《グランキコーナ堺店》でも必要不可欠なツールであると判断し、導入を決めたという。
導入後は、新台入替時の遊技説明書の印刷やラミネート加工、台間POPの差し替えが一切不要となった。これにより、労力が軽減され、スタッフは来店客へのサービス向上や清掃作業など本来注力すべき業務に専念することができるようになったという。
高齢者層からも批判の声なし
導入前は、紙ベースの遊技説明書を好む来店客も多少いるのではとの心配もあったが、導入後は高齢者層からも批判的な声は一切なく、逆に手元のスマホで文字を拡大して見ることで紙の遊技説明よりも見やすいという声が上がった。一方、若年層からは、コロナ禍を経験したこともあって、誰が触ったか分からないものを触るより、スマホで情報を得る方が安心できるという声が多く聞かれた。店舗としては来店客の情報リテラシーを問わず、平等に情報を届けることができる点が大きなメリットとなる。
運用面について森店長は「直感的な操作で運用できるほか、販促関連の画像が、ダウンロードで簡単に入手できる(上画像参照)ため、販促物の素材作成が難しい店舗でも対応できる点が魅力的です」と評価する。
㈱A-TE-RUの佐々木健太郎代表は「今後の店舗運営は、限られた人員で最大の効果を発揮できる体制にしていく必要があります。スタッフ一人ひとりの負担や業務をいかに効率化するかが重要であり、『A-TE-RU』はその解決策となります。ホール様とともに、新しい時代に向けた仕組みを作っていきたいと思います」と語った。
株式会社A-TE-RU
Tel.03-6875-8015
http://a-te-ru.jp/