回胴遊商は5月27日、都内港区のグランドプリンスホテル新高輪で通常総代会および組合大会を開催した。また、当日は同会場で組合創立30周年の記念祝賀会も催され、業界団体幹部や遊技産業議員連盟所属の国会議員らが参列した。
総代会では、事業計画案、収支予算案など、上程されたすべての議案を承認。そのうち事業報告では、製造業者団体の協力を得て、「スマート遊技機動作確認用機器」の開発・製造を進め、希望する組合員に有償で貸与したことなどが伝えられた。また事業計画では、設置遊技機1台ずつに貼付する確認シール発行枚数を98万3,900枚、中古機流通確認証紙発給枚数を34万9,731枚と見込んだ。
組合大会で挨拶した大饗裕記理事長は、「久しぶりにお会いした諸先輩方から厳しい意見や激励を頂戴した。どうか皆さま方には、今までやってきた点検確認や設置業務といった業務を確実に日々こなしながら、政治的な活動もよろしくお願いしたい。私も創立30年という重みを受け止め、付託に応えていけるよう日々努力を重ね、執行部、役員総出で販売業者の業務確立、遊技産業の確立を成し遂げていくよう頑張っていく」と決意を表した。
一方行政からは、警察庁生活安全局保安課の坂ノ上圭佑課長補佐が臨席し、松下和彦保安課長の挨拶を代読。「スマート遊技機の流通増加に伴い、中古機移動も増加していると承知しているが、こうした中古機流通が適正に行われるために、中古機流通システムに基づく点検確認が行われているところ。組合ではこの点検確認をより実効的なものとするため、その担い手である遊技機取扱主任者に対して知識や技能向上に務めいただいている」と評価、引き続き適正な中古機流通を遂行するよう呼びかけた。
※大饗(おおあえ)の「あえ」の字は、正しくは上が「郷」ですが、ご覧の環境によっては正しく表記されない場合がございます。