キクヤ穂積店(岐阜)、女性スタッフ2名が常連ファンに囲まれ「涙の卒業式」

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《キクヤ穂積店》で3月30日に女性スタッフ2人の卒業式が行われた。

岐阜県を中心に愛知県、千葉県、大阪府でパチンコホール7店舗を展開する喜久家(本社/岐阜県岐阜市、後藤斌夫代表取締役社長)の《キクヤ穂積店》(岐阜県瑞穂市)は3月30日、就職を機に退職する女性スタッフ2人を盛大に送り出そうと、営業中の店内で「卒業式」を行った。

卒業式の主役となったのは、勤続年数3年9カ月の棚瀬さなさんと、同3年5カ月の斎藤りなさん。どちらも、今年4月から看護師としての道を歩むことが決まり、3月いっぱいでの退職となった。

そんな彼女らの最終出勤日に、常連客らと送り出したいと提案したのは、伊藤サービスチーフ。新人として入社してきた当時の2人を担当していた伊藤チーフは「厳しい言葉も理解してくれて約4年間頑張ってくれました。感謝の気持ちを込めて2人を盛大に見送ってあげたいと店長に提案したところ、即答で『良いねやろう!』と許可してくれました」と話す。

卒業式までのスケジュールや段取り、会場設営などは、役職者を含めて全員が協力して準備を進めた。常連客から事前にお祝いのメッセージカードを記入してもらったほか、卒業を祝う横断幕や卒業証書に見立てたケーキ、オリジナルシャンパンも用意した。

常連客から事前に集まったメッセージ。

左から斎藤さん、棚瀬さん。

当日、店内の一角に設営された会場には多くの常連客が集まった。卒業式が始まると、棚瀬さんと斎藤さんは袴姿で登場。卒業式では花束と《キクヤ穂積店》のスタッフからのメッセージボードが贈られ、ケーキは集まった常連客にも配られた。最後の挨拶では2人の目に涙が。常連客や一緒に働いたスタッフにこれまでの感謝を伝えた。

多くの常連客が2人の卒業式に駆け付けた。

卒業式を終えて退場する2人が歩くレッドカーペットの両脇には常連客が並び、最後のお祝いの言葉を贈った。キクヤでの経験を糧に、看護師として活躍する二人の姿に期待したい。

卒業式を終えた2人のコメント

棚瀬さなさん
「勉強と仕事の両立は辛かったですが、今日みなさんに『卒業おめでとう』と言っていただけて報われた気がしました。お客様や入社した時からお世話になったスタッフの方々に来てもらえて感動しました。キクヤで学んだことを忘れず、患者さんを思いやることのできる看護師になりたいです」

斎藤りなさん
「こんなにも盛大にやってもらえると思っていなかったのでびっくりしました。今日来てくれたお客様はもちろん、仕事で来られないというお客様にも事前に声をかけていただいて嬉しかったです。また一緒に働いたスタッフ、一番迷惑をかけた店長や入社したときから可愛がってくれた伊藤チーフに感謝を伝えたいです。キクヤでは社会で生きていくうえで大切なことも学ぶことができたので、これまでの学びを活かして頑張りたいです」

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