三重県遊協は2月8日、パチンコ営業の適正化や災害時のパチンコホールの役割などを研修する経営者・ホール責任者研修会を、三重県津市のグリーンパーク津で開催した。
研修会には、三重県警察本部生活安全部の中村義弘首席参事官や、三重県防災対策部地域防災推進課の岩本久美担当官のほか、同組合加盟ホールの経営者やホール責任者、理事長など83人が参加した。
第一部では、三重県警察本部生活安全部生活安全企画課の坂﨑博課長補佐が「パチンコ営業の適正化等について」と題する行政講話を実施。ぱちんこ営業の現状、広告宣伝規制の在り方、新台入れ替え時の変更承認申請手続き、ギャンブル等依存症対策などについて述べた。
第二部では、「三重県における災害想定及び被災地における避難等の措置について」をテーマに、岩本担当官が講演。南海トラフ地震、内陸直下型地震を想定した地域におけるパチンコホールの役割、防災力の向上、事前の危険個所把握、防災備蓄の完備、安否確認や避難誘導方法の周知徹底、発災時の行政との連携について、具体的な内容を語った。
同担当官の講演ではさらに、地震体験車を使用した震度7の体験を通じて、実際の災害時の体験を研修参加者が共有し、災害時の対応力強化につながる貴重な機会となった。