シーズリサーチは1月12日、「第95回 パチンコ景気動向指数(DI)調査」の結果を公開した。この調査はパチンコホール経営の業況を定期的に調べるもので、昨年12月14日~29日にかけて調査が実施され、調査は56のホール企業が参加した。
最新の市場調査によると、全般的業況は苦戦を続けているが、今後3カ月で回復の見通しとなっている。現在の「全般的業況」は▲4.0ポイントとなり、前回比23.2ポイントの悪化を示しているが、3カ月後には18.7ポイントまで回復する見通しである。なお今回、業況が「さほど良くない」「悪い」と回答した人の中で、最も多い理由は「来店客数の減少」で、76.9%に上った。
稼働状況については、特にパチンコが厳しく、現在▲54.7ポイント(前回比13.6ポイント悪化)であるが、3カ月後には▲34.7ポイントまで回復する見込み。一方、パチスロは現在24.0ポイント(前回比17.1ポイント悪化)で、3カ月後には28.0ポイントまでやや回復する見通しとなっている。
遊技機購入費の増減差(※遊技機購入費を「増やす」との回答-「減らす」との回答)については、「パチンコ新台」が▲45.5ポイント(前回比8.0ポイント悪化)、「パチスロ新台」が▲3.6ポイント(前回比34.9ポイント悪化)となっている。パチンコが依然として低水準にある上、パチスロも前回に比べ大幅に悪化する結果となっている。