『Buddycom』で店内外コミュニケーションが進化!
㈱サイエンスアーツの『Buddycom』(バディコム)はスマホを通じて多人数コミュニケーションを可能にする。業務改革に成功した㈱マルハン東日本カンパニーでは全店に導入。さらに全国展開も視野に入れている。
スマホ1つ、複数人と同時会話が可能に
㈱サイエンスアーツの先進的なコミュニケーションツール『Buddycom』が、マルハンの業務プロセスに革命をもたらした。
『Buddycom』とは、スマホ等にアプリを入れることで、インカムのように複数人と同時コミュニケーションを可能にするサービスだ。
これまでマルハン東日本カンパニーでは、インカムの老朽化や電波の不安定さ、電波法改正による変更コスト負担といった様々な課題に直面していた。またインカムの電波が不安定な際は、店内のスタッフと駐車場の巡回時の連携が不十分で、効率的な情報共有が求められていたのだ。
しかし、『Buddycom』の導入により、これらの問題は一掃。特に、高指向性マイクの導入により、騒がしいパチンコ店内でもクリアな音声コミュニケーションが可能となった。以前はバッテリーの消耗で1日に数回のバッテリー交換が必要だったが、スマートフォンベースの同製品ではその手間が省かれ、スムーズな業務運営を実現している。
また、同製品はネットワークが接続する範囲内では、どこでも利用できる。例えば、マルハンのある店舗(パチンコ館)の場合、隣接するスロット館との連絡も、今までのインカムでは届かなかったが、同製品であれば問題ない。店内外でのコミュニケーションが大幅に向上したことで、特に駐車場巡回時のリアルタイム情報共有は、マルハンが推進する車内放置撲滅活動において、大きな進展を遂げている。
東日本カンパニー全店導入
全国への展開視野に
マルハン東日本カンパニー調達建設部の伊藤隆部長によると、『Buddycom』導入の元々の理由は「スタッフにスマホを持たせたかったから」だという。
「スマホに新台解説のアプリを入れることで、ベテランスタッフのみならず、誰でも新台を動画で説明でき、お客様の不満を解消できます」。
さらに同社では、スタッフのスマホ内にタクシーの配車アプリや勤怠管理アプリを入れることで、接客だけでなく業務効率化も実現しているという。
同製品は現在、100を超える東日本カンパニーの全店舗に導入。導入当初はインカムと異なる通信の感触に違和感もあったが、数ヵ月ですっかり慣れたという。またバッテリーが高価なインカムを同製品に置き換えたことで、コスト面でも大きなメリットがあった。
今後は全国のマルハン店舗への展開も視野に入れており、同製品の持つ先進的な機能、例えば翻訳機能を使った外国人とのコミュニケーション促進によるインバウンド対策への活用など、さらなる展開が期待される。
株式会社サイエンスアーツ
www.buddycom.net/ja/index.html