使うほどに正確さを増す最先端のAI分析システム
2019年に初披露された㈱マースエンジニアリングの『AI分析システム』。年月を重ねる毎にその精度は増しており、日々のシミュレーションや撤去台候補の捻出など、店長業務を強力にサポートする。
稼働予測に不可欠な高精度データを提供
コロナ禍に端を発したライフスタイルの変化や、業界においては新規則機、スマート遊技機の登場など、業界内外の環境は大きく変化し続けている。厳しさを増す業況の中で生き残っていくためには、効率化を推し進めることはもとより、「勘や経験則に頼った営業手法」からいち早く脱却することが重要だろう。そのためには、より精度の高いデータが求められる。
精度の高いデータが求められる場面のひとつに、売上、粗利達成のためのシミュレーション業務がある。月次でシミュレーションを行い、日々の営業の中で予測と実績の数値を追い、乖離幅が大きかった際には軌道修正を図る。
このシミュレーションには、機種ごとに予測した稼働（アウト）を入力する必要があるが、それに加えて重要なのが外部環境のデータだ。天候、競合店の傾向（新台入替、店休日）、遊技機入替、地域のイベント等々、業界にはその日の稼働を左右する外部要因が多い。これまで店長の勘や経験則に頼った稼働予測や、それでは導き出すことのできない外部要因の影響によって、苦労した経験もあるだろう。
そこで活躍するのがマースの『AI分析システム』だ。同システムでは過去の天候、競合店の店休日、台入替、地域のイベント等々と紐づけされており、これまでに蓄積された実績データを基に、翌日の天候や各種イベントを加味した形で稼働を予測する。また、設置台数が多い店舗ほど時間を要していたシミュレーションも、同システムを用いれば短時間で可能となる。しかも、その予測精度は非常に高い点も大きな特徴だ。
『ＡI分析システム』を活用するあるホールの予測・実績例。単日単位ではズレも見られるが、参考値としては十分に信頼できる値を算出している。
AIの力は適正台数、撤去台の選定にも
さらにマースの『AI分析システム』では、機種ごとの適正台数算出も可能となっている。
機種ごとの稼働予測では、特性が似た同タイプの機種の平均稼働予測と併せてグラフで確認することができる。この比較で、同タイプの平均よりも稼働が低くなる予測が立った場合は減台台数を算出。逆に稼働を牽引するデータが示されれば、増台台数を算出してくれる。これが「育成、撤去候補機能」だ。
また、新台入替の際に必要となる「撤去台選定」も同システムが判断材料を与えてくれる。店舗毎に選定基準は異なるが、予めシステムにその基準を登録することで、撤去台候補を表示。その際、先に述べた適正台数も加味した形で表示してくれる点も嬉しい。
同社では以前より撤去台選定時には会員データと紐づけるよう推奨してきた。というのも、撤去後に会員から「外してしまったのか」と残念がる声が聞かれるケースも散見されることから、その台は自店会員がどのくらいの頻度で遊技しているのかを把握するのは重要といえる。同システムでは会員の遊技有無に加え、その会員が優良会員なのかも同時に表示するため、会員のニーズにそぐわない撤去によるロスを回避することにも高い効力を発揮する。
機種毎に稼働予測を表示。機種を選択すると、機種特性の似た同タイプの平均値を表示してくれる。
店舗毎に選定基準は異なるが、予めシステムに基準を登録することで、撤去台候補を表示。その際、先に述べた適正台数も同時に表示してくれるため、撤去台数の判断もしやすい。ここに会員データを紐づけることで、会員のニーズにそぐわない撤去も回避することができる。
ホールの頭脳として店舗経営を強力支援
このように『AI分析システム』は店長業務の中でも営業に欠かせないシミュレーション、遊技台入替といった、時間のかかる作業を肩代わりしてくれる賢い味方だ。
時間短縮となることで、人件費削減を図れることはもちろん、スタッフの業務負担軽減にも繋がる。そして何より、ホール運営における最適解を素早く導きだすことができるという点においては、激動と言われる今の時代にこそ輝きを放つシステムといえる。
株式会社マースエンジニアリング
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