群馬県遊協は6月27日、前橋市の商工会議所で第58回通常総会を開催した。
総会は、委任状含め81名が出席し成立。事業報告など全5号議案を審議し、何れも可決した。また議案の審議に先立ち、功労組合員への表彰を行った。
事業報告によると、今年3月末現在の組合員店舗数は86店舗で、前年比13店舗減と厳しい状況が続いた。
こうした状況を踏まえ、同組合の森山秀夫理事長は冒頭の挨拶で「依存問題への対応をはじめ、多くの課題が山積するなか、3年余りにわたるコロナ禍の影響などにより、経営環境は大変厳しい。私どもは風営法の遵守のみならず、社会一般のルール、規範を守り、安全で安心して楽しんでもらえる娯楽の場を提供することが国民、県民からの信頼を勝ち取る1番の近道と考えている」と述べ、健全営業の一層の推進を誓った。
また来賓祝辞では、群馬県警察本部生活安全企画課の新井淳課長が県内の犯罪情勢について、今年5月末までの犯罪認知件数が前年比で30%増となっている点を挙げ「皆様には、店舗内外の警戒や、防犯カメラの設置など、犯罪を起こしにくい店舗環境の構築といった協力をお願いしたい」と要請した。