MIRAIぱちんこ産業連盟は6月21日、定例理事会後に記者会見を開き、パチンコ営業に係わる広告宣伝ガイドラインの第2版について、夏頃に発出したいとの見通しを示した。
会見に出席したMIRAIの佐藤公治副代表理事は広告宣伝ガイドライン(第1版)の改訂に向けた進捗について、ホール4団体で質疑書の第2弾を作成し、6月22日に警察庁とホール4団体で協議を行う予定であると説明した。その上で、「新たな質疑項目として、出来ることの確認、協議を行う流れとなっている。その回答を含めて夏頃に質疑書の内容と、それに合わせたガイドラインの第2版を発出したい」と見通しを示した。
パチンコホールが実施する広告宣伝については、昨年末から今年にかけて新たに示された警察庁通達にもとづき、業界と警察庁で「質疑書」が確認され、広告宣伝で出来ることが明確化、一方で業界の自主的取り組みとして今年2月に広告宣伝ガイドライン(第1版)を制定した。あわせて、ガイドラインを補足するかたちで「禁止とする広告宣伝」、「広告宣伝ガイドラインQ&A(第1版)」を発出している。
一方、4月27日からホール関係4団体で運用している法令違反と疑われる広告宣伝の情報提供窓口について佐藤副代表理事は、「Q&Aが出るまでは、良いか悪いか分からない状況での問い合わせが多くを占めていた。Q&Aが出てからは、違反しているのではないかという実例について情報が寄せられている。それが違反に当たるのか、是正勧告すべきなのか、あるいは注意喚起なのか、ホール4団体の機関で都度対応している」と述べた。通報件数については6月末で集計を行う予定という。