埼玉県遊技業協同組合は6月20日、ホテルブリランテ武蔵野で第56回通常総会を開催し、任期満了に伴う役員改選で、趙顕洙理事長を再選した。副理事長には泰山祐輔氏、五月女善重氏、専務理事には齋藤正士氏(新任)を選任した。趙理事長は3期目となる。
総会にあたり挨拶した趙理事長は、昨年秋のスマートパチスロや今年4月のスマートパチンコの登場などで業界に変化の兆しが表れているとし、「ここからもう一度、組合員一丸となって、力をあわせて新たな時代に向けた施策を行い、いろんな問題をクリアし、遵法営業に邁進し、業界を盛り上げていただければ幸い」と述べた。
来賓挨拶では埼玉県警察本部の廣木利信生活安全部長が、業界による依存症対策や遊技機の不正改造防止対策、広告宣伝の健全化などの取り組みをあげ、「引き続き遊技業の健全な発展を確保し、善良な風俗環境を保持するため法令遵守による健全営業を推進していただきたい」と要請した。
令和5年度の事業計画では、「身近で手軽な大衆娯楽の確立」を事業推進の基本理念に掲げ、①パチンコ・パチスロファンの回復・拡大、②パチンコ・パチスロ依存問題への対応、③広告宣伝への適切な対応、④安定したホール経営の推進、⑤積極的な社会貢献活動、の5点を事業推進の基本とした。