前回に引き続き広告宣伝に関する調査を実施した。特に今回は、ホールが行う広告宣伝の内容について、どういった内容がユーザーに刺さり、実際に来店を促しているのかを洗い出した。
まず、本題に入る前のイントロダクションとして、パチンコ・パチスロ関連の広告宣伝と来店促進の関連性について調査した。広告宣伝をみて遊びに行くことが「ある」と回答したのは50.2%と半数を占め、前回調査時よりも約7ポイント増加。一方、「ない」と回答したのは38.4%となり、前回調査時よりも約10ポイント減少した。ホールにおける広告宣伝の自由度が増したことにより、着実に来店促進に繋げられていることがうかがえる結果となっている。
では、どのような内容の広告宣伝がユーザーの来店に寄与しているのか。一番多かったのが「新機種に関するもの」の33.7%だった。また、その他にも「入替に関するもの」が17.3%、「おすすめ機種に関するもの」が12.9%と、遊技機関連の広告宣伝が約64%を占める結果となった。
一方、多くのホールで活用し始めた「出玉ランキング等の遊技データに関するもの」に関しては4.5%に留まっており、ユーザーはそこまで重視していないともとれる結果だった。
「新機種に関するもの」に次いで多かったのは「総付景品の配布やファン感謝デーの実施等に関するもの」で19.3%だった。この結果から、新機種や出玉以外にもホールに来店する楽しみを提供することの重要性も、改めて再認識することができる。