マースエンジニアリングが誇る二大設備が、スマートな経営をサポート
これまで幾度の技術革新を起こしてきた㈱マースエンジニアリング。そんな同社が、省力化に資する設備として自信を持って提案するのが『Air紙幣搬送システム』『セルフ交換POS』だ。
空気の力で紙幣搬送
メンテ費も大幅削減
マースエンジニアリングが業界にもたらした技術革新のひとつに、Air紙幣搬送システムが挙げられる。2008年に初期タイプがリリースされ、2010年に改良版となる現在のAir紙幣搬送システム『Hayate 疾風』が登場。従来の現金管理(回収)手法から大幅に省力化が図れると瞬く間に導入が進み、現在ではAir紙幣搬送システム導入店舗は926店舗にのぼる。同社のユニット導入店舗が1532店舗(4月末時点)であることから、実に60%の店舗が採用していることになり、その内の大半の法人が系列店へも導入しているという。
マースのAir紙幣搬送システムは、搬送管内に紙幣搬送を補助するような機器は存在しない。様々なメーカーからエアー搬送式のシステムがリリースされているが、空気の力だけで紙幣を搬送するのはマースのAir紙幣搬送のみだ。そのため、導入後の故障や経年劣化などのリスクが無く、メンテナンス費用も大幅に削減できるメリットも享受することができる。
万一、搬送管の内部で紙幣が詰まってしまった場合でも(同社では詰まりではなく滞留といっている)、「レスキュー」と呼ばれる器具を挿入するだけで滞留している紙幣を回収してくるため、遊技台の開閉やユニットの脱着といった対処が不要となる。遊技客の遊技を止める必要がないため、不便を強いることもなくなる。
立体搬送の登場で
安全性も大幅向上
そして、2015年に登場したAir紙幣搬送の上位システムとなる『立体Air紙幣搬送システム』は、投入された紙幣を事務所や金庫室など、バックヤードに搬送・集約することが可能となった。これにより、集中管理による作業人員、作業時間の削減といった省力化に加え、バックヤードで現金回収作業を行えることから、防犯面も大きく向上できる。
既存店へ導入する場合、専用金庫室を新設することはスペースの関係上難しいケースも多いが、ブタ島内やカウンター裏の倉庫など、金庫の設置場所を複数個所に分散するなど、店舗の状況に合わせて様々なレイアウトも可能だ。ホール内のデザインと金庫室への搬送経路を合わせて、調和を考えたレイアウトを図るなど、新しい店舗づくりに注力するホールも多いという。
さらには、島端金庫がなくなることでデッドスペースが解消され、様々なスペース活用ができる点も嬉しい。
コロナ後も需要続く
セルフ交換POS
省力化、コスト削減を図る上で欠かせないもう一つの設備が『セルフ交換POS』だろう。コロナ禍において、店員を介さずに決済できることから、飛沫感染リスクの低減や業務効率化が図れると注目され、コンビニやスーパーなどで急速に導入が進んだが、普及の波はパチンコ業界にも及んでいる。
マースの『セルフ交換POS』は5月末時点で全国約230店舗に導入されている。エリア別にみると下図の通りで、地域によって導入可否が分かれるが、いまなお全国的に導入が広がっていると考えていい。
自ら景品交換を行えるという利便性は、遊技客に広く受け入れられており、特に利用者からは、持ち玉の多寡に関わらず「自分のタイミングで交換できる」と好評を博している。
ホール視点では、カウンター常駐スタッフを削減できることによる省力化、業務効率化が大きなメリットだ。人手不足が深刻な昨今、そのメリットはより大きなものとなるだろう。 加えて、ホール側ではカウンタースタッフをホールへ回すことができ、迅速なトラブル対応や、常連客への手厚い接客など、総じてサービス品質の向上も図ることができる。
新型コロナウイルスが季節性インフルエンザと同じ5類に引き下げられ、本格的にアフターコロナのステージへ突入したが、『セルフ交換POS』の需要はますます高まりそうだ。
株式会社マースエンジニアリング
Tel.03-3352-2048
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