《夢屋》《YUMEYA》の屋号で全国に31店舗をチェーン展開している夢コーポレーション(本社/愛知県豊橋市、沖宗也代表取締役)はこのほど、パチンコユーザーをピンポイントで狙うWEB広告ツール『PDN』を活用した新たな集客施策を実施。人流が活発化するタイミングを見定めることなどで来店客数の大幅アップを実現している。
今回、夢コーポレーションがWEB広告ツールとして採用した『PDN』(パチンコ・ディスプレイ・アドネットワーク)を一口に言えば、業界最大のポータルサイト「P–WORLD」を閲覧したファンが、約300万という提携サイトを訪れた際、自店舗の広告を、そのサイトに表示させることができるサービス。近隣の《夢屋○○店》などのピーアール広告が、一般サイトを訪れたファンのスマホやPCに続々と表示される仕組みだ。
システムの肝となる技術は、「DSP」と呼ばれるウェブサイトの広告枠を瞬時に入札で買い付けるシステム。そして重要なのが、『PDN』を介すことで、この広告枠の入札が「P–WORLD」を訪れたユーザーのみに行われるという点にある。それにより、不特定多数に広告を配信することなく、パチンコファンだけにアプローチをかける業界特化型のWEB広告配信を実現している。
複数の引っ越し業者を検索、繁忙期を狙って広告を配信
さらに今回、夢コーポレーション営業部の斎藤明氏は、『PDN』が持つ強みに加え、独自のアイデアを付加。3月から4月にかけての引っ越しシーズン転入者にターゲットを絞ることで、より効果的な販促に繋げた。
斎藤氏は、「転入者が家の近くでパチンコホールを探すときに、P–WORLDを利用する人は多い。弊社の店舗がある市町村に住む、そういったユーザーに直接届くことが大きなメリット」とし、P–WORLD代理店である一広ケーアンドエーの提案を受け、『PDN』を採用。そして、複数の引っ越し業者が配信する引っ越しカレンダーを参照しつつ、繁忙期を含めた一週間を狙い撃ちした。予算は10店舗で税込み184万円。チラシ配布よりコストを4分の1まで削減できた。
新規会員の獲得数、前年同月比2倍も実現
結果的に、前年同月比1・5倍~2倍の新規会員を獲得。目論見通り新たなファン確保を実現した格好だ。
斎藤氏は、「やはり、P–WORLDの閲覧者に直接届くメリットは大きい。今回は、狙い通り新規会員を獲得できたので、今後は周年行事からお盆商戦に繋げていく流れを作っていきたい」と『PDN』を活用しながら、さらなる業績向上を狙っていく考えだ。
[ P-WORLD代理店 ]
株式会社 一広ケーアンドエー
TEL.03-3293-5111
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