ぱちんこ広告協議会（PAA）は5月19日、パチンコ好きな学生の視点から、パチンコ業界の新たな可能性を見出す学生団体である「全日本学生遊技連盟」（学遊連）協力のもと、学生と依存問題について考える勉強会を、都内港区のDMM.com 本社のセミナーエリアでオンラインを併用して開催した。
勉強会では、ぱちんこ依存問題相談機関の「リカバリーサポート・ネットワーク」（RSN）での相談員経験を有する鈴木智一氏（マルハン西日本カンパニー）が自身の経験を交えながら、業界が取り組んでいる依存対策をレクチャー。基本的な依存のメカニズムに加え、自己・家族申告プログラムや安心パチンコ・パチスロアドバイザー制度、RSNなど、業界の依存問題に対する施策を丁寧に解説した。
また、説明を受けた学生の一人は、「紙ベースの広報など、業界の依存対策はアナログ的な要素が強い」と指摘。今後より多くの人に周知してもらうためにも、積極的なデジタル化が必要なのではないだろうか、という提案が寄せられるなどした。
勉強会の最後には、PAAの松丸仁理事が、「学生とこういった勉強会を開催するのは、業界初だと思う。とても有意義な時間だったので、今後に繋げていければ」と挨拶。こういった活動を通じて、業界に対する理解を深めてもらうことの重要性を示すなどした。
