オーイズミは5月12日、2023年3月期の連結決算を発表した。売上高は181億2,700万円(前年同期比68.0%増)、営業利益は11億9,200万円(同96.7%増)、経常利益は11億8,400万円(同110.3%増)、純利益は16億9,100万円(同334.7%増)となった。
機器事業の周辺機器部門では、スマート遊技機用のユニットの受注や出荷が順調に推移。また遊技機部門では、昨年4月に「パチスロひぐらしのなく頃に祭2カケラ遊び編」、8月に「パチスロ閃乱カグラBURST UP」、今年3月に「パチスロOVERLORD絶対支配者光臨Ⅱ」を市場投入し、販売台数とシェアの拡大に努めたものの、スマート遊技機への対応が送れたことから、計画した水準には届かなかった。一方、2023年1月に子会社化した高尾が今年3月にパチンコ「P sin 七つの大罪 X-TREME」を市場投入し、大きく利益に貢献した。
今後の見通しは、スマート遊技機市場がさらに拡大する想定のもと、スマート遊技機及び周辺設備機器への技術開発部門の体制強化や新製品の開発期間短縮に努めていく。2024年3月期の連結業績予想は、売上高218億円(前期比20.3%増)、営業利益11億円(同7.7%減)、経常利益10億5,000万円(同11.3%減)、純利益6億2,000万円(同63.3%減)とした。