藤商事、パチスロ「とある」シリーズ販売好評などにより、今期は黒字転換

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藤商事は5月12日、2023年3月期の決算を発表した。売上高は348億6,900万円(前年比17.8%増)、営業利益は38億7,600万円(前年度は6億9,800万円の赤字)、経常利益は40億6,600万円(同5億9,900万円の赤字)、純利益は52億9,600万円(同17億8,300万円の赤字)の増収増益となった。

増収増益は、パチンコ、パチスロ新台の販売が堅調に推移した結果である。特にパチスロ機の「とある」シリーズは、当初の計画を大幅に上回る販売台数を確保し、多くのファンから高い評価を受けた。

年間の遊技機の販売台数は、パチンコは『Pサラリーマン金太郎』『Pとある科学の超電磁砲』など5機種の新規タイトル(+シリーズ機種の継続販売)を販売し、66,000台(前年同期比15.9%減)、売上高は252億7,500万円(同11.6%減)だった。

一方、パチスロは評価の高かった『SLOTとある科学の超電磁砲』ほか、同社スマスロ第1弾『Lゴブリンスレイヤー』など4機種を販売し、22,000台(前年同期比633.2%増)、売上高は95億93,00万円(同850.6%増)となった。

今後の業績見通しとして同社は、スマート遊技機の開発促進を最重点課題とした上で、市場トレンドの先端をいく機種開発に取り組み、販売台数の確保に努めていく。2024年3月期の連結業績は、売上高420億円(前年同期比20.4%増)、営業利益50億円(同29.0%増)、経常利益50億円(同23.0%増)、純利益35億円(同33.9%減)を予想している。

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