藤商事は4月28日、2023年3月期決算において繰延税金資産を計上し、2023年2月3日に公表した業績予想を修正したことを発表した。繰延税金資産の回収可能性を検討した結果、2023年3月期において△20億4,600万円の法人税等調整額(益)を計上することとなった。
同社の2023年3月期通期連結業績予想は、売上高が348億円(前回発表予想より8億円増)、営業利益が38億円(同8億円増)、経常利益が40億円(同9億円増)、純利益が53億円(同28億円増)となった。
業績予想の修正理由として、第4四半期において「Pとある科学の超電磁砲(レールガン)最強御坂ver.」の販売が好調に推移し、その他の商戦でも堅調に販売台数を確保できたことが挙げられる。この結果、通期の販売台数の予測は前回発表予想(88,000台)を上回る89,000台となった。また、研究開発費の一部が翌期に繰り越されたことや、その他経費の削減に取り組んだことにより、営業利益および経常利益が増加した。