春のCFYセミナーが3年ぶりのリアル開催、4名の講師が注目トピックに言及

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パチンコホールに特化した広告代理店のシー・エフ・ワイが主催(協賛:オーイズミ)となり4月14日、都内台東区のオーイズミ東京支店で春のCFYセミナー「どうする?どうなる?スマート遊技機&広告規制」が開かれた。

当日は業界動向、スマパチ、スマスロ、広告宣伝などをテーマとし、全4講義が行われた。講師はトータル・ノウ・コネクションズの高橋正人代表取締役社長、THINXの吉元一夢代表取締役、ワクワクランドの湧嶋士郎代表、シー・エフ・ワイの梶川弘徳代表取締役CEOの4名が務めた。

トータル・ノウ・コネクションズの高橋社長は、諸々の業界情勢から2024年上半期(6月頃)にXデーが訪れると予測。Xデーとはホール数が6,200店舗にまで落ち込むことを指し、Xデーを生き残るために、お客を増やすことよりも、減らさないことがより重要になると説いた。また、その時期の最重要課題はユニットの新紙幣対応になるとし、各店舗、正確な情報収集を行う必要があるとした。

THINXの吉元代表取締役は、顧客動向データの分析結果から遊技機市場の課題について言及。パチスロは復調傾向にあるものの、実際はライト層は離れたまま、ヘビー層がより支える現状になっていると指摘し、ライト層を呼び戻すためのアクション(投資や負け額の低い機種の充実など)が必要とした。パチンコについては、甘デジに対する機種評価を事例に挙げ、評価の高い甘デジ機の中にも比較的、ヘビー層に支持される甘デジと、ライト層に支持される甘デジがあるとし、客層に合わせた機種構成が必要とした。

ワクワクランドの湧嶋代表は、主に話題性の高いスマスロを機種毎に評価。『スマスロ北斗の拳』については、スマスロの中ではスペックがバランス型に位置するとした上で、メーカーの公表値通りのMY値になっていることや、万枚突破率の高さを高評価ポイントに挙げ、今後もメイン機種になると評価した。

シー・エフ・ワイの梶川代表取締役は、改めて今回の広告宣伝のルール変更について解説。その上で、ホール関係者が判断に迷う微妙なケースについて、オススメ機種や出玉ランキングのPOPのデザインや文言について、オッケーとなるケースとNGとなるケースを具体的に紹介した。

また同氏は、主催者を代表してセミナー冒頭に挨拶。「3年ぶりのリアル開催となり、今後もリアルでの開催を行っていきたい。旅行業界や大阪のIRの動向を見ると、与えられたチャンスを生かしている印象がある。パチンコ業界も、スマート遊技機や広告宣伝のルール変更など、大きなチャンスをもらっている状況といえ、今はそのチャンスをどう生かしていくかが大事であり、他の業界に負けない勝負の時だろう」と語った。

シー・エフ・ワイの梶川弘徳代表取締役CEO。

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