藤商事、第3四半期は黒字転換 新規タイトルが好調、通期業績予想も上方修正

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藤商事は、2023年3月期第3四半期連結決算を発表した。売上高は前年同期比59.7%増の266億700万円、営業利益は前年同期は赤字だったのに対し44億3,700万円の黒字に転換した。経常利益と純利益も大幅に増加した。

主力のパチンコ機とパチスロ機の両方で販売台数と売上高が大きく伸びたことが業績の好転に寄与した。

パチンコ機では、国民的時代劇をモチーフにした新機種が好評を博したほか、その他のシリーズ機種などを継続販売した。パチンコ機の販売台数は50,000台(対前年同期比9.0%増)だった。

パチスロ機では、人気の「とあるシリーズ」の第1弾を投入し、当初の期待を上回る販売台数を記録した。パチスロ機の販売台数は17,000台(対前年同期比449.9%増)だった。同社は、市場トレンドに対応した機種開発と新機種の継続的な市場投入により、持続的な成長を目指している。

同社はまた、第3四半期の好調な販売状況をふまえ、2023年3月期通期の連結業績予想を修正した。

売上高は前回発表予想の300億円から340億円に、営業利益は15億円から30億円に、経常利益は15億円から31億円に、純利益は12億円から25億円にそれぞれ上方修正した。

修正の理由として、パチンコ機「Pサラリーマン金太郎」やパチスロ機「SLOTとある科学の超電磁砲(レールガン)」などの新規タイトルが当初の計画を上回る販売台数を確保したことを挙げた。通期の累計販売台数は前回発表予想の85,000台から88,000台に増加する見込みだという。

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