スマート遊技機の認知調査、意外にも78.1％の来店客が「知らない」

スマートパチスロが遂に市場に導入された。メダルに一切触れずに遊技できる遊技性や、出玉性能の向上によって導入後の稼働状況は良好で、前評判の高さ通りの実績で推移している。

来年春にはスマートパチンコが登場予定で、業界はまさに新時代に突入する。今回はスマート遊技機について、現状の認知度と遊技意向を調査し、ファン心理を探った。

認知度については「知っている」が21.9%、「知らない」が78.1%となり、知っているが少数に留まる意外な結果となった。業界としても周知を図るべくWEBを中心にPRを進めていたが、結果として情報に敏感な若年層、中年層には浸透し、年配層にはまだ情報が届ききっていないことが推察される。

スマスロの遊技客層を見てもこれは明らかだ。スマート遊技機は今後も続々とリリースされ、シェアは拡大していく。自ずと目に触れる機会は増えるが、出だしの今こそ、年配層に向けた認知度向上を図っておきたい。

遊技意向では「遊んでみたい」「ゲーム性やスペックを見てから考える」がともに37.6%となり、合わせると約75%がスマート遊技機を遊技選択肢として見ていることが分かった。

スマート遊技機は出玉性能に目が行きがちだが、ゲーム性の幅も格段にアップする見込みだ。ゲーム性やスペックが画一的になりつつあった状況を打破するものとしても、ファンの期待値は高いということだろう。ユニットや遊技機の供給状況により、まだまだ未導入の店舗も多いが、ファンが求めている以上、店舗として何とか導入・提供していきたい。