東京都遊技業協同組合青年部会(柳桂観部会長)は12月7日、東京・市ヶ谷の遊技会館で「フォーラム110」を開き、㈱パチンコビレッジの村岡裕之代表取締役が「2022年の総括と来年以降の業界展望~スマート遊技機の将来性と業界の今後について~」と題して講演した。
村岡氏はその中で、11月21日からパチンコ店への導入が始まったスマートパチスロについて、「今年11月、12月の出荷数は約67,000台」と述べ、具体的には『バキ 強くなりたくば喰らえ!!』が1.8万台、『パチスロ 革命機ヴァルヴレイヴ』が2万台、『スマスロリノヘブン』が7,000台、『HEY!エリートサラリーマン鏡』が2.2万台と説明した。
スマート遊技機と接続する専用のユニットは今年11.7万台が製造されたと推測した。
スマスロを含めた2022年のパチスロ機の販売台数は70万台で、「5年ぶりに70万台市場に復活した」と述べ、要因は6.5号機の登場を挙げた。
一方、今年のパチンコの販売台数は104万~105万台と推計。メーカー別の販売台数ではSANKYOグループが最多となり、約23.6万台を販売したとし、「今年はSANKYOの一人勝ちだった」と振り返った。
来年に登場が予定されているスマートパチンコについては、1社が適合しており、他のメーカーも9社程度が保通協に申請していると説明。各メーカーとも看板タイトルで申請しているとして、メーカーの意気込みを伝えた。