Web上で話題を集める『Pゴジラ対エヴァンゲリオン』を安定運用するにはどうしたら良いのか?ポイントは「共存の表明」にあります(文=梶川弘徳/CFY代表取締役)。
同機は、ゴジラのG細胞とエヴァ初号機が融合した「G覚醒初号機」や、本機オリジナルキャラ「魏怒羅レイ」など、誰も見たことのないストーリーがパチンコで幕を開けるということで、大きな話題を集めています。
Yahoo!リアルタイム検索での同機に関するツイート数は、ストーリー映像が公開された10月17日が1,391件、以降毎日50件~100件ほど。また「Pゴジラ対エヴァンゲリオン〜G細胞覚醒」「キングギドラ」「使徒の王」など複数のワードがTwitterトレンド入りを果たしました。
ツイートの内容は「普通に映画で観たい!」や「意外な展開でビックリ!」など、ストーリー映像に対する高評価コメントが多数寄せられています。
では、Web上で大きな話題を集めている同機を安定的に運用するには、どのような販促を実施すれば良いのか?今回は、「共存の表明」という観点から販促方法を考えてみたいと思います。
同機は「もう1つのエヴァSPEC」ということで、現行の『エヴァ15』とは異なるタイプのスペックとしてリリースされます。店舗としては、2つのエヴァを共存させていく意向であることを表明し、ユーザーに対して「共存の表明」が伝わる販促を実施することが重要となってきます。
・販促ポイント
①「パワーワード」の販促事例
スペックの異なる2つのエヴァを共存させていくつもりであることを「共存補完計画」などの「パワーワード」でユーザーへ訴求することを推奨致します。
パワーワードとは、強烈なインパクトがあって強く印象に残る言葉を指す意味で用いられる表現です。簡潔でキャッチーな文言の中に含蓄もあって心が動かされるような言葉を販促のワードとして訴求することで、ユーザーに対して「共存の表明」が伝わることが期待できます。
また、『エヴァ15』は「ロングST・バランスタイプ」、『ゴジエヴァ』は「1種2種・ラウンドバトル・パワー&スピードタイプ」というスペックの違いを表記し、違った楽しみ方ができることが想起できるように、それぞれの簡易的なスペックを記載すると良いでしょう。
②「優劣の無い島販促」の販促事例
「共存の表明」としてもうひとつ重視したいのが「優劣の無い島販促」になります。Web上では、『エヴァ15』の稼働低下を不安視、また、『ゴジエヴァ』に対するネガティブコメントも一部ありました。そんな中、店舗としては如何に「どちらも強化」を印象付けられるかが重要となります。島販促でどちらかに優劣が生じてしまうことが無いように、同機を導入する際には「優劣の無い島販促」を実施することを推奨致します。
◆プロフィール
梶川弘徳(かじかわ ひろのり)
株式会社CFY代表取締役
パチンコホール企業で営業部長として営業戦略や組織マネジメントの責任者として活躍し、2009年33歳で㈱CFYを設立して現在に至る。座右の銘は会社名の由来でもある「Crazy For You(あなたのために)」
●株式会社シー・エフ・ワイ
URL:https://amuse.cfy.jp/
Mail:info@cfy.jp