パチンコホールに特化したWEBプロモーションや各種集客サービス等を展開するSANNは11月16日、ホール向けWEBマーケティングセミナーをオンライン上で開催。講師は同社の出戸端信吾常務取締役のほか、人気ユーチューバーのドズル氏が務めた。
セミナーのメインテーマは「パチンコ店のYouTubeチャンネルの可能性と未来」。出戸端常務が全国ホールのYouTubeチャンネルの活用実態を公開したほか、ドズル氏がチャンネル運営の成功ポイントをアドバイスした。
出戸端常務によると現在、ホール企業のYouTubeチャンネル開設率は約40%(調査対象:店舗数の多い上位164企業)。これはLINE、Twitterに次ぐ利用率だという。
チャンネルの登録者数は現状、1,000人に満たないホール企業が50%、10,000人以上の登録者数を抱えるホール企業が約25%で、出戸端常務は「約半分のホール企業が上手くいっておらず、約1/4のホール企業がある程度、上手くいっているのが現状」と説明した。
その上で運用のポイントとして「チャンネル運用の『目的』を明確にすることが最も大切。そして、チャンネルの影響力を高め、競合店にはない無料の広告媒体を創る目的達成に向け、再生回数などの目標を定め、その目標に到達するため、計画→実行→修正→実行を回すべき」とアドバイスした。
続いて登壇したドズル氏は、大学時代に2年間ほどパチプロ生活を続けたほどのパチスロ好きであるとともに、YouTubeの運用も8年ほど継続。現在、ゲーム実況を中心にコンテンツを配信し、チャンネル登録者数77万人を集める人気ユーチューバーだ。
同氏がチャンネル運用の改善ポイントとして挙げたのは、ターゲットの明確化と配信するコンテンツ内容の絞りこみ。「要は、誰に何をどう伝えるかを突き詰めるということ。ターゲットを絞り、それに合わせたコンテンツのみを配信するチャンネルのほうが、YouTube側の評価も高くなる仕組みとなっている。短期ではなく、中長期的にチャンネルを育て登録者数を増やしてほしい」と述べた。