愛知のパチンコホール企業「フシミコーポレーション」が事業停止、負債15億

投稿日:2022年7月6日 更新日:

愛知県名古屋市に本社を置くパチンコホール企業・フシミコーポレーション㈱(深谷友尋代表取締役)は6月30日、事業を停止し、破産手続開始申立の準備に入った。負債総額は関連会社2社(フロンヴィルテクノ㈱、フロンヴィルホームデザイン㈱)と合わせて約15億円。複数の信用調査機関が伝えた。

同社は昭和26年6月に法人化。愛知県内で《ファンダーズ》などの屋号でホールを運営し、ピーク時の売上高は110億円を超えるまでに成長。しかし近年、同業他社との競争激化や遊技機の規制強化から集客が伸び悩み、業績が悪化した。

業績悪化を受け同社では、不採算店舗の閉鎖など縮小均衡を図るなど経営改善に取り組んできたが、コロナ禍が追い打ちとなり、令和3年12月期の売上高は4億5,000万円にとどまるなど厳しさが増してきた。

なお同社の深谷友尋代表取締役は、日遊協の第5代会長(2001年8月~2013年6月)を務めたことで知られる。

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