アミューズグループの㈱悠煇(主な屋号:ドキわくランド)は5月20日、東京都多摩市の多摩市役所で、災害時緊急避難場所に関する協定の締結式を行った。
同社は、同市内に《ドキわくランド聖蹟桜ヶ丘店》を運営。多摩市では2019年10月の台風で、多摩川が氾濫寸前まで増水した。この際、同店の前任の澤田店長の判断で、店舗の立体駐車場を地域の人に開放し、50台ほどの車が避難場所として利用した。
こうした経緯もあり今回、多摩市の防犯課が同店に避難場所に関する協定を提案。締結する運びとなった。協定の内容は、災害時に同店が立体駐車場を開放するというもの。同店は5階建てで、190台の駐車が可能となっている。
締結式の当日は、㈱悠煇の岩谷東明代表取締役社長や、多摩市の阿部裕行市長などの関係者が出席するなか、多摩市から㈱悠煇へ協定書の受け渡しなどが行われた。
㈱悠煇の岩谷社長は「微力ではあるが、店舗の地域住民に役立てることは大変、名誉なこと。今後も何かあれば相談頂きたい」と挨拶。多摩市の阿部市長は「災害時はドキわくランドに地域住民の命を救ってもらえる。市民も心強い」と謝意を述べた。