岐阜県遊技業協同組合は5月26日、岐阜グランドホテルで第61期通常総会を開催した。
金光淳用理事長は挨拶で「大野前理事長の退任を受け、昨年2月に理事長の大任を仰せつかってから、あっという間に1年3ヵ月が経った。この間、新型コロナウイルス感染症、新規則機への完全移行など、事業を取り巻く環境は以前にも増して早く大きく変化を続けており、組合員店舗数も減少するなど厳しい状況が続いている」と業界の厳しい情勢を回顧。
一方、そのような中でも一筋の光明が見えてきているとし、昨年の公的融資制度の対象業種に含まれたこと、経過措置期間が1年間延長になったことなどを挙げ、「我々の業が国民・市民に必要とされる存在であり続けるために、大変大きな転機となった」と述べた。さらに、スマート遊技機や、パチスロの内規変更についても触れ、「多様で面白い出玉の魅力をプレイヤーに提供できる可能性を感じさせるものだった」と期待感を示した。最後に、「岐阜県遊協の歴史を尊重し踏まえつつも、令和の世の中にあった未来を見据えた変革は必要」とし、組合運営に邁進していくと述べた。
来賓祝辞では、岐阜県警察本部の森島竜一生活安全部長がリーダーシップを発揮し、さらなる営業の健全化に努めてもらいたいと要請。また、総会後の行政講話では、岐阜県警察本部生活安全総務課の松岡孝至課長補佐が「健全営業について」と題し講演。「県下の犯罪情勢について」「直近の違反事例について」「ギャンブル依存症対策について」「遊技機の撤去、点検確認等について」の4点に関して、説明と要請を行った。
総会では、上程された第1~第9号議案を全て可決承認した。また、今年は任期満了に伴う役員改選が行われ、金光理事長が理事長に内定。後日開催される理事会で正式に理事長に再任する予定だ。