パチスロ『沖ドキ!DUO』は高設定が多め!?【コラム】

投稿日:2021年12月27日 更新日:

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『沖ドキ!DUO』は、沖スロの中でも最注目の新台であり、今後の30φ市場を占う上でも重要な機種となりそうです。今年最後のコラムとなりますので、ぜひ最後までご一読くださいませ(文=飯田信一/メイドインサービス)。

集計期間は、12/20の導入初日から1週間分の最新データです。

設定 使用比率 平均投入 出玉率 コイン
単価
勝率
22.6% 11,759枚 95.9% 3.83円 29.1%
27.8% 12,464枚 97.5% 3.59円 37.0%
14.6% 10,946枚 100.2% 3.28円 44.9%
11.8% 10,530枚 102.0% 2.86円 47.2%
18.1% 12,959枚 103.4% 2.50円 58.6%
5.2% 12,839枚 105.4% 2.37円 61.5%

『マイジャグⅤ』と全く同じ位置づけではありませんが、導入ホールにとってはかなり重要な位置づけとなる機種であることに間違いないでしょう。初代『沖ドキ-30』が撤去されてからと言うもの、かなり長い期間30φのAT機市場が冷え込んだ状況でした。『沖ドキ2-30』の実績も振るわず、大量導入したホールがかなり苦しんだ過去もあります。30φ市場では現在、『ハナハナ30』シリーズと『チバリヨ-30』が中心に稼働している状況です。ここへ『沖ドキ!DUO』がどのように食い込んでいくのか?

設定は分散傾向

データ上、注目すべき箇所が多すぎるくらいの実績データとなりました。順番に見ていきますが、まずは設定の使用比率です。最近の新台でもここまで設定配分が割れているのは見たことがありません。設定①②③合計でちょうど65%、④⑤⑥合計で35%と言う事で、高設定域の配分が非常に高いことが分かります。ホール側の高稼働を目指したい、出玉でアピールしたい、という意図が十分に伝わってくる配分ですね。

続いて、平均投入枚数です。設定①~⑥まで大きな投入枚数の差がありません。これは高設定が見抜きにくいと言う、初代『沖ドキ!』から継承しているゲーム性やモード推測による稼働だと考えられます。多少設定⑤⑥の投入枚数が多いところを見ると、高設定を認識できる要素はありそうですが、それ以上の投入には繋がっていない状況です。

その辺りの裏付けと言うのが、出玉率やコイン単価、勝率に如実に表れています。まず出玉率ですが、設定①②の数値が非常に低い実績となっています。設定①で95%台の新台は最近ほとんど見ていません。当然、コイン単価も4円近いと言う事で、吸い込み方は初代『沖ドキ!』にも近いものがある印象です。

しかしながら、勝率だけを見ると設定①で29.1%と言う事で、他のAT機と比較しても高い部類に入る勝率です。この辺りのバランスが設定を見抜きにくくさせている要素の一つとも言えそうですね。

と同時に設定②から⑥もかなり低い数値ですね。そもそもメーカー発表値も高くは無いのですが、それ以上に辛い数値であり、出玉率は発表値より1%~2%程度低い実績です。この辺り、今後の稼働にどう影響が出てくるのか?非常に気になるところでもあります。

そして勝率を見てみると、設定④⑤⑥の高設定域が、かなり低い勝率になっています。設定⑥であっても4割のユーザーが負けていると言う実績ですから、これはかなり低い勝率と言えるでしょう。

6号機でありながら設定⑥の勝率が6割程度では、今後の高設定によるアピール、集客も難しくなる可能性があります。実は初代『沖ドキ!』も同様に高設定の勝率は低かったのですがその分、出玉の塊はDUOとは比較にならないものがありましたのでユーザーも低い勝率でも納得感が得られたのでしょう。

使いやすい高設定はとても貴重

今作の勝率や出玉性能で、果たしてユーザーの納得感が得られるかどうか?非常に疑問でもあります。ただ逆を言えば、高設定を積極的に使用した運用であっても大きな赤字は出にくく、ホールとしては使いやすいタイプの機種だと言えますね。

今後の『沖ドキ!DUO』の設定調整パターンとしては、①②をベースとして、⑤⑥を散らすようなイメージで配分をして頂けたら、稼動と出玉と期待値のバランスをうまく取れるのではないでしょうか。もちろん粗利確保も必要なので、⑤⑥の台数で調整してもらえればと思います。

出玉や利益のことを考えると、高設定アピールが難しい6号機市場において、使いやすい高設定はとても貴重だと思います。あとは高設定なりの高稼働が目指せるのであれば、今後も長く『沖ドキ!DUO』は、30φ市場の中心的存在として愛されていくものと思われます。

もう少しの間、高設定に関する解析情報などが明るみに出るまでは、しっかりと高設定を使った運用で進めていくことが来年以降の高稼働に向けた重要なカギになりそうです。それなりの台数を導入したホールが多い新台ですし、25φも同時導入でしたが、ほとんど導入はされていない状況です。

それほどホール側も同機の30φには期待を寄せているわけですから、恐ろしく莫大な金額で購入したものをすぐにユーザーから搾り取るのではなく、楽しませながら手数料を細く長く回収するイメージでお願いしたいと思います。

と言うことで、今年最後のコラムとなりましたが、厳しいパチスロ市場に新たな時代が来る事を祈りつつ、また来年もパチスロ運用についてのコラムをぜひお楽しみくださいませ!それでは、良いお年を!

◆プロフィール
飯田信一(いいだしんいち)
1975年、東京生まれ。好きなパチスロ機は『ひぐらしのなく頃に祭』『HANABI』『ガメラ』など。パチスロ運営に関わるコンサルティグ業務、セミナー講師、メーカーの開発・販売支援などに従事。パチスロ運用のご相談は、メールアドレス(iida777@mis1979.com)まで。

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